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『映画 賭ケグルイ』でも怪演! 気になる個性派俳優・矢本悠馬

5/10(金) 11:00配信

CREA WEB

オーディションに臨む姿勢は「いかに落ちないか」

――その後、『銀の匙 Silver Spoon』や『クローズEXPLODE』などにも、小さいながらインパクトある役で出演されますが、当時はオーディションで役を勝ち取っていったのでしょうか? 

 大人計画の研究生同期5人のなかで、僕だけヴィジュアルがダメだったんで、オーディションにもなかなか呼ばれませんでしたね。その数少ないチャンスのなかで、「いかに受かるか」というより、「いかに落ちないか」ということばかり考えていました。正直メンタル弱いんで(笑)。だから、そのための準備は怠らなかったですね。

――さらに、15年にはドラマ「ブスと野獣」で初主演を務めます。

 前の年(14年)には、ほぼ無名状態なのに、朝ドラ「花子とアン」や「水球ヤンキース」にも呼ばれたり、奇跡が連続してるんです。だから、本当に有難いことですし、その感謝の気持ちだけで、一生懸命やらせてもらいました。今もそうですが、宮藤(官九郎)さんが脚本を書かれた「ごめんね青春!」に出してもらえた影響も大きいと思います。「ブスと野獣」で初めて主演させてもらったことで、自分の芝居のスキルが上がっていくのを体感できました。

――ちなみに、ご自身の転機となった作品は?  

 今後、役者としてやっていくスイッチが入った作品でいえば、「ブスと野獣」と『ちはやふる』です。それまでは大人たちに応援される立場だったんですが、『ちはやふる』では大きなプロジェクトの中で、西田(肉まんくん)という役を担う責任があって、それが自分にとって刺激的だったんです。ちなみに、『ちはやふる』の『下の句』と同時に、「ブスと野獣」を撮っていました。

『ちはやふる』の人気キャラができるまで

――注目を浴びることになった『ちはやふる』における西田(肉まんくん)の役作りはいかがでしたか? 

 あまりにも原作のヴィジュアルとはかけ離れていますから、自分の中では原作の末次(由紀)先生やファンの方には申し訳ないと思いながら、新しい肉まんくんをゼロから作り出すことにしたんです。衣装合わせのときに、小泉(徳宏)監督から「原作をしっかり読み込まなくてもいいかもね」と言われたことも大きくて、セリフやリズムを変えたりしているんです。それで撮影現場にやってきた、末次先生が「めっちゃ肉まんくんだね」と言ってくれたので、「根っこにあるものは、しっかり表現できているんだ」と自信が付きました(笑)。

 ~次回は最新出演映画『映画 賭ケグルイ』についても語っていただきます~

矢本悠馬(やもと・ゆうま)

1990年8月31日生まれ。京都府出身。03年、『ぼくんち』で俳優デビュー。11年、大人計画に研究生として参加し、その後も『ちはやふる 上の句・下の句・結び』「おんな城主 直虎」「今日から俺は!!」など、舞台やドラマ・映画などで活躍。今後公開予定作に、『アイネクライネナハトムジーク』(今秋公開)、舞台「アジアの女」(Bunkamura シアターコクーン/9月公演)がある。

『映画 賭ケグルイ』

「ギャンブルの強さ」で生徒の階級が決まる私立百花王学園内で、非ギャンブルを掲げる集団「ヴィレッジ」が台頭。ヴィレッジ解体とギャンブル狂の転校生・夢子(浜辺美波)潰しを企む生徒会は、全校生徒を強制参加させるギャンブルイベント「生徒代表指名選挙」の開催。「ヴィレッジ」の一員になっていた木渡(矢本悠馬)も参加することに。全国公開中! http://kakegurui.jp/(C)2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・『映画 賭ケグルイ』製作委員会くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

くれい 響

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最終更新:5/10(金) 20:15
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