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「バイリンガル教育」のウソホント|多国語育児に役立つ5つのヒント

5/11(土) 8:15配信

ライフハッカー[日本版]

一般的には、子どもは2歳になるころには、数百個の単語を話せるようになるものです。

ところが私の息子のアレクサンダーは、2歳の時点で、口に出して言える単語は6つだけでした。

【画像】「バイリンガル教育」のウソホント|多国語育児に役立つ5つのヒント

2つの言語(ギリシャ語と英語)の会話を聞くときには、ほぼ何でも理解できていたのにです。

そうした状況にある多くの親と同様に、私も妻も、自分たちのやりかたが何か間違っているのではないかと考えました。

息子よりも年下の子どもたちがどんどん話せるようになっていくのを目にして、私たちの不安は膨らみました。

(私は言語習得の専門家ですが、それでも1人の親として、不安や自責の念からは逃れられません)

バイリンガル教育のウソホント

2カ国語を身につけさせるバイリンガル教育に関しては、昔からいくつもの神話がついて回っています。

たとえば、「言語の発達が遅れる」とか「認知機能の障害を招く」といったものです。

けれども、子どもをバイリンガルに育てても言語習得に問題が生じないことは研究からわかっています。

言語の発達に遅れがあったとしても、それは一時的なもの。ですから、心配する必要などないのですよ!

ほかにも、よく知られている神話で、すでに否定されているものは少なくありません。いくつかの神話を紹介していきましょう。

1. 子どもにバイリンガル教育を行うと発達に遅れが生じる

これは真実ではありません。

それどころか、バイリンガル教育には数々のメリットがあるのです。

たとえば、実行機能(頭の中で計画を立てる力)や、メタ言語意識(言語を抽象的要素として考える能力)、頭脳の柔軟性(情報に順応して処理する力)、創造的思考力が向上します。

2カ国語を操る子どもたちは、言語の発達に関して、「発達のマイルストーン」に正常範囲内で到達することがほとんどですが、正常範囲の下限に近い場合もあるかもしれません(うちのアレクサンダーは、まさにこのケースでした)。

2. バイリンガルの子どもたちは、同い年の子より発達が遅れたままで追いつけない

これは意見の分かれる問題です。

というのも、バイリンガルの子どもたちの間でも大きなばらつきがあるからです。

実際、まったく遅れのみられない子どもたちもいます。

バイリンガルの子どもには、一時的な遅れがみられる場合があります。

これは1つの脳に2つの言語システムを適応させなければならないことが原因ではないかと考えられてきました。

けれども、こうした遅れも、数カ月で追いつける程度のことです(これは一般的な「言葉の遅れ」とは別物です)。

ただし、この一時的な遅れの原因となっているメカニズムの詳細については、さらに踏み込んだ研究が必要です。

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最終更新:5/11(土) 8:15
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