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「五月病」は本当は”六月病”かも 大型連休を終えても油断できないその正体とは?

5/11(土) 11:00配信

文春オンライン

 学校や企業のフレッシュマンが、入学・入社から1カ月が過ぎたところでの大型連休――。心身に溜った疲労と不規則な日程が重なって体調を乱すのが「五月病」だ。

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“ブルーマンデー・シンドローム(サザエさん症候群)”の新緑特大号のようなこの病態に苦しむ新人が、あなたの周囲にもいるかもしれないし、あなた自身が苦しんでいる当人なのかもしれない。放置すると最悪の場合「自殺」の危険性もあるというこの五月病について、原因と対策をメンタルヘルスの専門医に解説してもらう。

「季節の変わり目には気を付けろ」は事実?

 頭痛やめまい、腹痛や睡眠障害など、身体的、精神的に様々な症状を引き起こす五月病。特に今年は10連休という例年にない大型の休みを挟んだこともあり、つらい不定愁訴に苦しむ新人が多いのではないだろうか。

「“五月病”というのは正式な病名ではなく、医学的には自律神経失調症と適応障害にまたがって分類される病態のこと」

と語るのは、横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長で心療内科医の山本晴義医師。まずは発症の仕組みを解説してもらった。

「五月病を説明する前に、人間の体と季節の関係を理解しておく必要があります。季節には春夏秋冬の4つがありますが、本来人間の体は夏と冬の2つのシーズンにのみ対応するようにできています。つまり、体にとっての春と秋は、冬から夏へ、夏から冬への移行期に過ぎないのです。人体の機構はこの時、季節の変化に順応するための様々な対応で忙しくなります。自律神経が乱れがちになり、体調を崩しやすくなる。昔から“季節の変わり目は要注意”といわれるのもこのためです」

五月病は体内時計のズレから始まる

 こうした「季節と体」の関係が前提としてある上に、フレッシュマンにとっては入学や入社という「環境の変化」が大きなストレスとなる。それまで馴染んでいたところから知らない人ばかりのところに移り、慣れない勉強や仕事に必死に取り組んできた1カ月。心身ともに疲労が最大値に達したところで大型連休を迎えた。しかし、ここでたっぷり休んでしまうと、体のリズムが崩れやすくなるのだ。

「朝寝坊や夜更かしのし放題でサーカディアンリズム(概日リズム=体内時計)が狂うのが一番の原因。家族と同居していればまだ周囲と合わせようとする力が働きますが、一人暮らしだと歯止めが利かない。昼夜逆転の生活に体が馴染んでしまったところで再び学校や会社が始まり、体は否応なく緊張状態に置かれます。このストレスが“症状”という形で顕在化するのが五月病の正体なのです」

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最終更新:5/11(土) 11:00
文春オンライン

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