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遠くが見えにくい、手元がぼやける…視力低下に潜む病気とは?

5/11(土) 7:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「モノがぼやけて見える」「目がかすむ」「光がいつもよりもまぶしい」など、気にはなりつつも、見過ごしてしまっている「目」についての悩みはないでしょうか。そんな悩みを抱えたままでは、日々の不安が募るばかりです。本連載では、白内障・緑内障・網膜剥離手術に強みをもつ、はんがい眼科・院長の板谷正紀氏が、眼病の症状やその対処法について解説します。

目の状態は、年齢や身体の状態によって変わってくる

「最近目が悪くなってしまって、まったく困ってしまうよ」

日常会話の中で、普通に使われるこのセリフ。おそらく、多くの人がこのような会話を、身近な誰かとしたことがあるのではないでしょうか。

こんなふうに、“目が悪くなった”と言葉で表すとき、それを話している方の目はどのような状態なのでしょう? 当然のことですが、多くの場合それは“視力が低下した”という意味で使われているはずです。

しかし、“視力の低下”と一括りにしてみても、それがメガネやコンタクトなどを使わない裸眼視力のことなのか?はたまたレンズでバッチリ矯正した、いわゆる矯正視力が低下しているのか?その違いでもかなり状況は変わってしまいます。

さらには、遠くが見えにくいのか、老眼が進んで手元が見えにくくなってきたのか、見えにくい距離も人によって様々です。まぶしく見えるようになったりと、見え方の不快な変化のことを言っていることもあります。

目の状態というのは、年齢や身体の状態によって変わってくるものです。そして、目が悪くなったと感じるのは、必ずそれぞれに目の問題が隠れています。今回は、身近な人をイメージしながら、それぞれの“目が悪くなる”に潜む問題について見ていきましょう。ぜひ参考にしてください。

メガネなしで生活していたAさん(40歳)の場合

生まれてこのかた、ずっと“メガネなし”(裸眼の状態)で何不自由なく生活を送ってきたAさん。

しかし、ここ最近になって「近くのものが見えにくく、なんだか目が悪くなったようだ」と感じていました。思い切って眼科に行って調べてみると、裸眼視力が低下していることがわかりました。

◆考えられる原因は?

Aさんが感じていた“見にくさ”は、単純に裸眼視力が低下したことが原因でした。近くのものが見えにくいと感じていますので、老視の症状が出ていると言えます。老視は、加齢とともに目のピントを合わせる調節力を失っていくことを言います。

Aさんは、まだ40歳ですので今後60歳あたりまで老視は強まっていきます。手元を見るときは何らかの矯正が必要になるのですが、問題はこれまでメガネやコンタクトレンズのお世話になったことのないAさんが、メガネをかけることを良しとできるかどうかです。近くを見るときだけコンタクトレンズをはめることはできません。かけはずしのできるメガネが最適なのです。

最近は、遠近両用コンタクトレンズが使えるようになりました。1枚のレンズの中に遠く用のエリアと近く用のエリアがあり、遠くも近くもピントが合います。さらに中間距離(70cm~1m)にもピントの合うものもでてきました。

ただ良い点ばかりではなく、それぞれの見え方は通常のコンタクトレンズよりも劣ります。接客業などメガネをかけることが不利な仕事をされている方にはとても優秀なコンタクトレンズでしょう。一方、医師や設計士など細部まで見える必要がある方はメガネの方が向いています。

もしくは、普通のコンタクトレンズを、右目は遠くが見えるように、左目は近くが見えるように、左右でピントが合う位置をずらして左右で役割分担させる「モノビジョン」という方法もあります。慣れると結構便利ですが、誰もがうまく慣れるわけではありませんし、立体感はかなり損なわれます。

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最終更新:5/11(土) 7:00
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