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Nスペで話題沸騰〈脊髄損傷は治療できる〉札幌医大「奇跡」の発見 切れた神経が再生する“新薬”が保険適用へ【全文公開】――文藝春秋特選記事

5/11(土) 6:00配信 有料

文春オンライン

本望修・札幌医大教授

 その動画は、病室のベッドで48歳の男性患者が寝ている場面から始まる。兵庫県在住の男性はプールに飛び込んだ際、額を底に打ち付け、その衝撃で首の頸椎を損傷した。

「右手動きますか、左足動きますか」と医師が問いかけるが、男性の体はほとんど反応がない。全身麻痺で寝たきりの状態だ。その問いかけのあと、男性は点滴を受けた。

 翌日、再び医師が撮影しながら尋ねる。右手動きますか――。

 すると、男性の右手はいきなり動いた。手を握ったり開いたりとグーパーの動作をし、肘も曲げる。足に目を移せば、膝を屈伸し自分で寝返りし、車椅子にも乗り始める。

 男性自身、驚いている。

「こんなことあるんですね」

 続く動画では、4週目で介助なしで歩き、6週目で介助なしで食事をしはじめる。6カ月後の退院時には、みんなの前でピアノの演奏を披露し、自分の足で歩いて退院していった。 本文:12,939文字 写真:6枚 ...

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本望 修,森 健,秋山 千佳/文藝春秋 2019年6月号

最終更新:8/25(日) 21:56
文春オンライン

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