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歯ブラシは濡らさないのが常識!? 意外と知らない「正しい歯磨きハウツー」[FRaU]

5/12(日) 10:40配信

講談社 JOSEISHI.NET

物心ついたときからほぼ毎日続けている歯磨きのこと、ちゃんと知っていますか? 健康な歯を失わないための正しい知識を、全国の信頼できる歯科医に教えてもらいました。口腔ケアの基本中の基本 “歯磨き” について、理解を深めましょう。

歯磨きの前に歯ブラシを 濡らさないのが常識

当たり前のように歯ブラシを濡らしてから歯磨きしていませんか? その習慣、今は推奨されていないんです。

「水分が多いと、歯磨き粉がよく泡立つため、短時間しか磨いていないのに磨けた気になりがちです。しっかり磨くために乾いた歯ブラシで磨き始めましょう」(田代歯科医院 田代先生)

ゆすぎは少量の水で1回だけ

歯磨き粉の味がしなくなるまでしっかりゆすぐと、せっかくの有効成分まで洗い流してしまうことに。

「目的によって歯磨き粉の種類はいろいろありますが、虫歯予防や知覚過敏予防などの薬効成分が含まれる歯磨き粉の場合は、口の中にその成分を残すために軽くゆすぐ程度がいいでしょう」(ユニゾン・デンタル・オフィス 麻生先生)

食後30分以内に 歯磨きをしないほうがいい……?

この説は「強い酸性の食品を飲食した直後は」という前提がつくのが正解。

「唾液には、食事によって酸性に傾いた口内を中性に戻す働きがあります。強い酸性の食品は歯のエナメル質をもろくするため、中性に戻ってから歯を磨くべきという説ですが、一般的な食事には当てはまりません。通常は食後すぐ歯磨きをして問題ありません」(ユニゾン・デンタル・オフィス 麻生先生)

歯ブラシのみで落とせる 歯間部の歯垢はたったの6割

日本歯科保存学雑誌 48巻 275 ページ 図4(2005年発行、高世尚子著)

上の数値が示すように、歯ブラシだけで汚れを落とした場合、歯間の汚れは6割程度しか落ちません。歯磨きには、歯間クリーナーを組み合わせなければならないことがわかります。

「大学歯学部の授業で、歯ブラシだけで汚れを落としてみるという授業があるのですが、100%に近い状態になるのに1時間以上かかります」(みらい歯科・こども矯正歯科 中村先生)

広がった歯ブラシの 歯間部の汚れ落ちは新品の55%※

どのくらい広がった歯ブラシなのかは気になるところですが、たしかに新品と使い古しでは、汚れ落ちに差があるよう。

「歯ブラシには効率よく汚れを落とすための工夫がされてはいますが、長く使うと本来の効果が発揮できなくなります。1ケ月に1回を目安に交換するのが良いと思います」(あすなろ小児歯科医院 佐野先生)

※サンスター調べ、奥歯の歯間部の清掃性変化(初期を100%とする)〈試験条件〉対象歯ブラシ:3列歯ブラシ(初期100%、毛開き120%)、試験機:ブラッシングシュミレーター 、試験条件:ブラッシング圧/200g ストローク/20mmスピード/180rpm、評価歯:第一大臼歯

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最終更新:5/12(日) 10:40
講談社 JOSEISHI.NET

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