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吉田匠がプジョー新型500シリーズを試乗! 生まれ変わったプジョーの旗艦をテストした

5/12(日) 21:11配信

GQ JAPAN

大人なサルーンとして代を重ねてきたプジョーの500シリーズ。その最新世代は形をファストバックにするなど大きく変貌を遂げた。ではプジョーらしい走りはどうなったのか? ガソリン、ディーゼル、両仕様でテストしてみた。

【写真を見る】プジョーの意欲作をチェック!

ライバルひしめくDセグメントに新デザインで挑む508

プジョーの500シリーズというと、昔からフランスの堅実派プジョーを代表するモデルで、カッチリとしたデザインの4ドアセダンがその歴史を担ってきた。余談ながら、僕が初めてパリを訪れた1975年、オルリー空港からパリの中心部に向かうために乗ったタクシーも、ピニンファリーナデザインのプジョー504だった。

その500シリーズプジョーがおそらく初めて大きな冒険をしたのが、新型508だ。そのキャビンはこれまでのようなノッチバックではなく、やや低めのルーフと流れるようなCピラーが特徴のファストバックで、その後端にテールゲートを備える。つまり、4ドアセダンではなく5ドアファストバックとして登場したのだ。

一方、フロントは最近のプジョーに共通する表情をもっているが、その左右に設けられたヘッドライトの端から下に向かって流れるLEDデイライトのラインが、歌舞伎役者の切られ傷の化粧のようにも見えて、独特の表情を与えている。そういえば、ボンネット先端に装着された508のエンブレムは、前述の1970年代のパリの象徴のひとつ、504のボンネットにインスパイアされたものだという。

508が属するのはDセグメントだから、Cクラス、3シリーズ、A4といったドイツ御三家の主要モデルがひしめくカテゴリー。プジョーとしては、そこで存在感を発揮する方法を考えた末の答えが、ファストバックの5ドアセダンというスタイルだったのだろう。

508は全長4750×全幅1860×全高1420mm、ホイールベース2800mmというボディサイズで、先代に比べて80mm短く、5mm幅広く、35mm低くなっている。車重は日本仕様の場合、ガソリンモデルで1500~1510kg、ディーゼルモデルで1630kgという値だが、それでも先代と比べて70kgの軽量化が果たされているという。

テールゲート付きのラゲッジスペースは、場合によっては通常のトランクルームより使い勝手がいいから、ファストバック化によるデメリットはさほどないが、リアシートのスペースに関してはこのクラスとしては広い方ではないといえる。特にフルパッケージオプションのパノラミックサンルーフ装着車は天井にその収納部が出っ張るため、ヘッドルームが少々タイトに感じる。

新型508、パワーユニットは1.6リッター直4ターボと、2リッター直4ディーゼルターボの2種類で、前者が180psと250Nmを、後者が177psと400Nmを発生する。組み合わされるトランスミッショッンはいずれもアイシンAW製の8段ATで、もちろんいずれも前輪を駆動する。

日本でのモデルレンジは、ガソリンが508 Allure=アリュールと508 GT Line=ライン、ディーゼルが508 GTの3車種。プライスはそれぞれ417万円、459万円、492万円だが、GTラインとGTには、ナッパレザーシート、パノラミックサンルーフ、ナイトビジョン、フルパークアシスト&360°ビジョンがセットになった65万円のフルパッケージオプションを選択することができる。それを装着した場合、GT ラインは524万円、GTは557万円になる。

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最終更新:5/12(日) 21:11
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