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「人を好きになること」が分からないのは変?恋愛至上主義社会が生んだ婚活の弊害

5/12(日) 17:01配信

Suits-woman.jp

特にやりたいことがあるわけでもなく、無難な選択肢をとり失敗しない人生を送ってきた真面目な女性たち。多数派でいたいと願う彼女たちは、一定の年齢になってもパートナーがいなければ結婚しようと思って婚活を始めるかもしれません。でも、「好き」と心を惹かれる方には出会えず、時間だけが過ぎていき焦っている状態。そんな方、ぜひ今回のコラムを読んでください。

「人を好きになる」気持ちが分からず迷走する

こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

一定の年齢になっても彼氏がいないと、真面目な女性は悩むかもしれません。そんなとき、だいたい真っ先に相談するのは友だちや年齢が近い同僚なのではないでしょうか。でも「どんな人が好きなの?」と聞かれても、「優しい人」とかそんな抽象的なことしか思いつかない人は多いもの。

恋愛や婚活で悩んだときに、もちろん身近な方に積極的に相談するのはよいことです。しかし、恋愛結婚した人や、学生時代の彼氏とそのまま結婚したような人のアドバイスは「そういう人もいる」程度にとらえましょう。自分が違うからといって、自分に問題があるようにとらえないようにすることが大切です。

「心から好きって思える人に出会うまで妥協しない方がいいよ」「一緒にいて居心地がいい人を選べばいい」。これらは恋愛結婚をした方や感受性が豊かな方だからできることで、長年人を好きになるセンサーを使わず心で感じるより頭で考えてばかりという人が応用するには難しいでしょう。

もちろん恋愛結婚した方のアドバイスがウソではありません。でも勉強だってTOEIC500点を700点にする勉強法と、TOEIC200点を400点にする勉強法はまるで違いますよね。

好きが原動力になりにくいタイプを受け入れましょう

人材系の仕事をしている方から、「やりたいことが分からないから転職したいけれど、どんな業界がいいのか分からない」という人が多いという話を聞いたことがあります。

やりたいことを仕事にする人はいるけれども、みんながそういうきっかけで仕事探しをしなくてもいいのです。誰でもやりたいことがあるべき、なんてことはありません。「やりたい」ことを探して1歳2歳と年齢を重ねたら、転職はどんどん不利になるでしょう。

婚活もすごく似ていると思うのです。好きな人がいるべきと思い込んでいる人がとても多いな、と。可でもなく不可でもない男性から告白され、「いい人だとは思うけれど好きかどうかわからない。こんな状態でも付き合っていいのでしょうか?」なんて質問はとても多いもの。

そんなときは、「試しに付き合ってみてはどうでしょうか」とお答えしております。

好きな人ができる→付き合う→結婚という順番ではなく、
試しに付き合う→好きになる→結婚という順番でもいいのでは?

国立社会保障・人口問題研究所の第15回出生動向調査によると、2015年はお見合い結婚が5.5%、恋愛結婚が87.7%です。1960年代まではお見合い結婚の方が多く、1970年にほぼ同数になります。美智子さまが結婚された1959年ごろは、恋愛結婚の方なんて4割もいません。また、今は男性23%、女性14%以上が一生未婚と言われております。

(参考:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_gaiyou.pdf
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/15/backdata/01-01-03-002.html)

昔は、好きになるとか恋愛期間を経ず結婚したご夫婦は大勢いたのです。好きという気持ちが分からないという方も結婚して家族を持っていたのですが、今は良くも悪くも恋愛結婚が多数派のようになってしまいました。

好きという気持ちが分からないのがおかしい、なんてことはないのです。家族や子どもが欲しいなら、その目的が一致する人と結婚していいのではないでしょうか。

好きという感情を持てなくても、まずはお試しでお付き合いしてみてはどうでしょう。だんだんと、好きになるかもしれないし、向こうの気持ちが変わるかもしれないです。試しにお付き合いしてみれば、何かかしら変化はあるでしょう。

少なくとも「好きになる」のを待っているだけだったら、王子様に出会う確率よりも、一生独身の可能性の方が高いと思うのです。

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最終更新:5/12(日) 17:01
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