ここから本文です

「主軸がFA移籍したチーム」の打撃成績はやはり落ちるものなのか?

5/13(月) 11:01配信

週刊ベースボールONLINE

過去12例を検証!

 2018年のシーズンオフに、広島の丸佳浩が巨人に、西武の浅村栄斗が楽天にFAで移籍した。それぞれ新天地でも活躍を見せており、その影響もあってか巨人と楽天は昨シーズンより好調だ。一方、攻撃の主軸を失った広島と西武は昨シーズンほどの勢いが見られない。やはり主軸を失ったチームの攻撃力は衰えてしまうものなのだろうか。今回は、「主軸がFA移籍した後のチーム打撃成績」を調べてみた。

 FA制度は1993年のオフから導入され、2018年オフまでに延べ90人がFAで他球団に移籍している。そのうち、チームの四番打者など打線の中心だった選手が移籍したケースで、FA移籍選手在籍時のチーム打撃成績と抜けた後のチーム打撃成績を比較してみた。

1993年 落合博満が中日から巨人にFA移籍

・中日の打撃成績 1993年 ⇒ 1994年

打率  .256 ⇒ .2581(+.0021)
得点  538 ⇒ 535(-3)
安打  1133 ⇒ 1113(-20)
二塁打 168 ⇒ 173(+5)
三塁打 11 ⇒ 16(+5)
本塁打 158 ⇒ 108(-50)
打点  512 ⇒ 513(+1)
盗塁  29 ⇒ 65(+36)

 不動の四番だった落合が移籍した翌シーズンの中日は、特に本塁打の数が「-50本」と大きく減っているのが目立つ。とはいえ、1994年はパウエルが首位打者、大豊泰昭が本塁打と打点の2冠に輝くなど、クリーンアップの2人が好調だったため、全体の攻撃力はそこまで大きく低下しなかった。

結果:ほぼ変わらなかった

1994年 広澤克実がヤクルトから巨人にFA移籍

・ヤクルトの打撃成績 1994年 ⇒ 1995年

打率  .250 ⇒ .2606(+.0106)
得点  486 ⇒ 601(+115)
安打  1105 ⇒ 1110(+5)
二塁打 173 ⇒ 187(+14)
三塁打 18 ⇒ 18(±0)
本塁打 130 ⇒ 147(+17)
打点  458 ⇒ 577(+119)
盗塁  78 ⇒ 102(+24)

 四番番だった広澤がFAで巨人に移籍したが、阪神から移籍してきたオマリーが広澤の穴を埋め、古田敦也・オマリー・池山隆寛の強力なクリーンアップを形成。前年を超えるチーム打撃成績となった。チームも見事にリーグ優勝し、日本一にも輝いている。

結果:上昇した

1/5ページ

最終更新:6/3(月) 14:24
週刊ベースボールONLINE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ベースボールONLINE

株式会社ベースボール・マガジン社

野球専門誌『週刊ベースボール』でしか読めない人気連載をはじめ、プロ野球ファン必見のコンテンツをご覧いただけます。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事