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カンヌ国際映画祭、「パルム・ドール」獲得邦画集

5/13(月) 22:20配信

エスクァイア

 2019年5月14日(火)より開幕となる、第72回カンヌ国際映画祭。今年は残念ながらオフィシャルセレクションのラインナップに邦画は選ばれませんでした。

 ですが、過去には最高賞「パルム・ドール」に輝いた邦画は数々…。さて、どのようなストーリーだったのでしょうかか? このタイミングで振り返ってみましょう。そして、カンヌに思いはせながらチェックしてはいかがでしょうか。

『地獄門』(1953)

 記念すべき日本勢のパルム・ドール初受賞は、衣笠貞之助監督(写真右)によるこちらの悲恋物語です。

 平安時代末期、平家に仕える武士の盛遠(もりとお:長谷川一夫)は、戦乱の最中に出会った人妻の袈裟御前(けさごぜん:京マチ子・写真左)に恋してしまい、何度も言い寄るのですが、まったく相手にされません。業を煮やした(事が思うように運ばない)盛遠は、やがて彼女を脅迫し始めることに…。

 アカデミー賞でも名誉賞(現在の外国語映画賞にあたる)や、衣装デザイン賞を獲得しています。

『影武者』(1980)

巨匠・黒澤明監督が、甲斐の戦国武将・武田信玄の死と武田家の滅亡にまつわる物語を描いた一大歴史スペクタクル。「我が死を3年隠せ」という遺言を託して死んだ信玄(仲代達矢)。家臣たちはその死を徹底的に隠そうと、信玄にそっくりの盗っ人を影武者に仕立て上げるが……。黒澤を崇拝するフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスもプロデューサーとして参加しており、製作費調達を働きかけたのだとか。

『楢山節考』(1983)

 舞台は信州の山奥の寒村。

 おりん(坂本スミ子)はまだまだ元気に働けるが、70歳の冬になると楢山(ならやま)という山へ捨てられねばならないという村の、掟“楢山参り”を迎えようとしていました。

 おりんは喜んで神に召されようとするが、息子の辰平(緒形 拳)は、気持ちの整理がつきません。人間の業や運命を描き、今村昌平監督が初のパルム・ドールを獲得した心揺さぶるドラマです。

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最終更新:5/13(月) 22:20
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