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久保建英が見せた加速度的成長。 「彼だから出せるパスがある」

5/13(月) 14:37配信

webスポルティーバ

5月12日、味の素スタジアム。0-0のじりじりした展開が続き、終わりも見えてきた84分だった。FC東京の久保建英は、劇的な決勝点を決めている。CKからのこぼれ球に、バウンドに合わせて左足ボレーでインパクト。ペナルティエリア内で待っていた久保は、上体をかぶせながら、逆サイドのネットへ、鮮やかな軌道でボールを飛ばした。懸命に守っていたジュビロ磐田を、奈落の底に突き落とす一撃だった。

久保建英を待ち受ける茨の道。バルサBでは「メッシ二世」が毎年誕生

「(シュートの場面は)あまり覚えていません。直感で」

 久保はそう振り返ったが、ゴールした後は、ゲストで来場していた人気芸人のギャグを披露している。それだけの余裕があった。無邪気、奔放というより、計り知れない器の大きさというのだろうか。

 南米選手権での日本代表招集も噂され、バルサ復帰も秒読みと言われる17歳の現在と未来とは――。

「久保くんから久保になった」

 今シーズン、何人かのJリーガーがそう洩らしている。昨シーズンと比べて、久保は劇的な変化を遂げた。まさに、子供から大人になったと言えるほどの変化だった。

 昨シーズン、久保は横浜F・マリノスへ期限付き移籍直後、そのデビュー戦となったヴィッセル神戸戦で、いきなりゴールを決めている。天運の持ち主であることは、間違いなかった。

 しかしながら、得点以外はほぼ流れから消え、出てきたときはひ弱さばかりが目立っていた。以来、ユース年代の活動が主となり、昨シーズンのJ1出場時間は(FC東京での試合も含め)、わずか218分だった。

 ところが、その姿はたった数カ月で見違えている。

「キャンプから肉体を改造していた」「横浜FMに移籍し、苦難も経て、精神的に強くなった」「もともと持っていた才能が自然に開花した」......チーム関係者からは、いくつもの変化の理由が聞こえてくる。どれも正しいのだろうが、その変身ぶりは想像を超えている。

 今シーズン、開幕戦の川崎フロンターレ戦後のことだ。

「オランダに移籍する前の堂安律には匹敵する」

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最終更新:5/13(月) 20:08
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