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閉経後と骨粗しょう症 50代更年期と仕事の両立

5/13(月) 10:26配信

日経ARIA

カラダが大きく変化して次のステージが始まる更年期。閉経するとエストロゲンという「お守りホルモン」がなくなり、病気のリスクも高まり、「日ごろの生活習慣の積み重ねで大きな差が生まれる」といいます。「イーク表参道」副院長で産婦人科医の高尾美穂さんに聞きました。元気に動ける70代を迎えるために今できることは?

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●閉経後は病気のリスクが増える

―― 閉経を迎えれば毎月の煩わしい生理もなくなるわけですよね。更年期のホルモン変動さえ乗り切れば、その後はむしろ過ごしやすくなるのではないでしょうか?

高尾美穂さん(以下、敬称略) 確かに生理はなくなる分、ラクかもしれませんが、閉経後はさまざまな病気のリスクが増えるんです。卵巣から分泌されるエストロゲンは妊娠や出産に関わるだけでなく、女性のカラダを守る「お守り」のような存在。閉経後の女性は、骨や血管の病気のリスクが高まります。

 よく知られるのが骨粗しょう症です。肌と同じように骨も新陳代謝で生まれ変わりますが、エストロゲンは骨吸収(古くなった骨を壊す働き)を緩やかにして骨からカルシウムが溶け出すのを抑制しています。だから、骨吸収と骨形成(新しい骨をつくる働き)のバランスが取れて丈夫な骨でいられるんですね。しかし、エストロゲンが分泌されなくなると、骨吸収の働きのほうが盛んになり骨密度が低下。ちょっとした転倒が骨折につながりやすくなります。

 エストロゲンには血管のしなやかさを保つ働きもあります。男性は高脂血症・動脈硬化・高血圧といった心血管系疾患が年齢とともに増加しますが、女性はエストロゲンが分泌されている間はこれらの病気のリスクがかなり低く抑えられています。しかし、閉経後には男性並みに病気のリスクが高まるんです。

病気のリスクを下げるためにできること

―― こうした病気になるかならないかの分かれ目とは?

高尾 もともとの骨量や食生活によっても骨の状態は個人差が出ます。また、成長期に無理なダイエットをしていた人は若くても骨粗しょう症のリスクは高い。心血管疾患なら食生活や運動習慣も関わります。これまで多少無理をして働いてきたキャリア女性は、エストロゲンが分泌されているうちは何事もなく過ごせたはず。閉経後こそ生活習慣の積み重ねが心身に直結してきます。

 閉経前の人なら、エストロゲンが正常に分泌されている状態をきちんと保つことが大切です。生理が不順になったり止まったりした状態をそのままにすれば、それは骨や血管に影響を及ぼすということ。既に閉経した人は「カラダを守ってくれていたバリアが弱まっている」という意識を持つことで、健康的な習慣を一つでも始めることができるのではないでしょうか。

●仕事の効率を高めるためには?

―― 人生100年時代といわれるようになり、閉経はちょうど人生の折り返し時期。人生の後半戦をARIA世代が元気に過ごしていくために、何をしたらいいでしょうか。

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最終更新:5/13(月) 10:26
日経ARIA

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