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無料求人サイト掲載が発端のトラブル、飲食店や中小企業で続発

5/14(火) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 アルバイトを探そう、転職しようというときに求人サイトで探すのは今や当たり前。そのニーズに応えるために、サイト数や種類も激増している。そのためか、あまり聞いたことがない会社やサイト名を言われても「新しくできたのか」と受け止め、警戒心を持ちづらい。そんな世の雰囲気に便乗する無料求人サイト掲載を悪用した請求が相次いでいる問題について、ライターの森鷹久氏がレポートする。

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 厚労省発表のデータによれば2018年時点での有効求人倍率は「1.61」という高い水準で、10年前のおよそ四倍近い数値だ。一方で「人手不足」が叫ばれるのであれば、労働者へ支払われる対価は上昇すると期待されるもの。ところが、一部の大企業を除くと、現実には労働者に十分な賃金を支払われるようにならず、そのため求人しても人が集まらない。特に、アルバイトや派遣などの非正規人員を必要としている業界では、この傾向が顕著だ。結果、止むを得ず業務縮小したり、商売自体をやめてしまうという歪な事態も発生している。

 事業者にとっては「安価な労働力」を得ることが当面の至上命題でもあり、とある大手求人サイト関係者も「派遣、アルバイトなど非正規の求人数はうなぎのぼり」と話し、業界の活況っぷりを喜ぶ。そして、こうした状況に寄生する人々も、残念ながら、当然現れたようだ。

 関東某県で飲食店を営む中村葉月さん(仮名・30代)の元に、東京のX社から電話があったのは今年2月。脱サラした旦那と一昨年にオープンした中村さんの飲食店では、月曜を除きランチ、ディナー営業を行っていたが、客足が増えとても二人だけでは対応できなくなった。時給千円程度で知人の伝手を頼り学生のアルバイトを雇いなんとかしのいでいたが、今日びもっと好条件のアルバイトは他にもあるのか、思った以上に集まりは悪い。大手の求人サイト掲載に数万から数十万円を払い募集をかけても、面接まで至るのは数人いけばいい方。電話口の男は、そんな状況の中村さん夫妻にとってはまさに「渡りに船」といった内容の話を、早口でまくし立ててきたのだった。

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最終更新:5/14(火) 16:00
NEWS ポストセブン

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