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すぐ離職する人に多い就職先の「安易な決め方」

5/14(火) 6:00配信

東洋経済オンライン

 10連休も終わり、ベンチャー、中小企業は、内定をどんどん出し始めています。大手は、6月以降の正式な内定者出しの対象者を決めていくために、水面下の選考と対象者を自社に引きつけるための動機形成を進めていくタイミングとなりました。

 学生にとっては、自分が将来働く企業をどこにするか、意思決定しなくてはならない時期になります。しかし、この選択が自分の一生を大きく左右すると考えると、非常に重い選択を、短期間で行わなければいけない悩ましさがあります。

 通年採用が浸透していけば、そこまで期限にこだわる必要はないかもしれません。しかし、今は一括採用が主流のため、新卒というプラチナチケットが十分に使える期限内に意思決定をしなければ、少なくとも今よりは不利な条件での就活を強いられることになります。

■安易に就職先を決めて早期離職する人は多い

 そのため、企業側の選考スケジュールに合わせた意思決定を、どうしても迫られてしまいます。しっかりとした動機があって入社を決められればいいですが、明確な動機がない人は、内定受諾の期限を迫られることで、焦ったり、深く考えるのが面倒になったりして、安易に就職先を決めてしまうことがあります。

 そして明らかに自分とは合わない、「ミスマッチな企業」を選択してしまうケースも見られます。社風が合わず、短い期間で離職した人を何人も見てきました。

 期限があり、意思決定しなければいけない機会が必然的に作られることは、悪いことではありません。ただ、その期限を味方につけ、ゴールからの逆算思考をもって動く人と、そうではなく場当たり的な考えや感情で動く人とでは、「意思決定の質」にも大きな差がついている気がします。

 そこで、自分が見てきた「安易な意思決定によるミスマッチ例」を4つ挙げたいと思います。

安易な意思決定1 選考で出会った「人」に魅かれた
 これを意思決定の理由にあげる学生は本当に多いのですが、ミスマッチを起こす懸念が高いのが、魅かれた人が、「採用担当者(人事)のみ」というケースです。実際に入社して、一緒に働くのは残念ながら採用担当者ではなく、配属された部署にいる人たちです。

 また、企業の顔として対応する採用担当者は、いい学生を採用することをミッションとしています。そのため、基本的に学生に好かれやすい人が選ばれ、企業をよく魅せるスキルを身につけている人が多いのです。よって、実際に現場で働く人よりも、学生が魅かれやすいと考えたほうがいいでしょう。

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最終更新:5/14(火) 8:18
東洋経済オンライン

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