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風間俊介主演「おしい刑事」で炸裂した「風間ワールド」4話で終了は少なすぎ!

5/15(水) 16:00配信

Book Bang

 焦りや不安の中で小さな自分がもがいてる皆さんこんにちは。ジャニーズ出演ドラマ/映画の原作小説を紹介するこのコラムですが、春クールのドラマは出揃ったと油断してました。まさかNHKが令和1発目のプレミアムドラマにこんな爆弾を用意していたとは……! 

■風間俊介・主演! 「おしい刑事」(2019年、NHK BSプレミアム)

 原作は藤崎翔の『おしい刑事』『恋するおしい刑事』(ともにポプラ文庫)。刑事の押井敬史が、その並外れた推理力で事件を解き明かすも、なぜかいつも最後の最後で犯人を間違えてしまう。でもって横から別の刑事に手柄を持って行かれるというユーモアミステリだ。押井とバディを組むのは、『おしい刑事』ではチャラい青年刑事・横出、『恋するおしい刑事』では女性刑事の灰田である。

 ドラマは現在第2話まで放送されており、会社会長宅の火災を扱った第1話は『おしい刑事』所収の「おしい刑事参上」、第2話の韓国料理店での殺人事件は『恋するおしい刑事』から「おしい刑事の国際交流」をそれぞれ原作にしている。予告編を見た限りでは、第3話は『おしい刑事』最終話「おしい刑事よ永遠に」のようだ。

 ……だめだ、ここまで頑張って真面目に書いてきたけど限界だ。このドラマ、面白すぎるでしょ! 何度声出して笑ったことか。かざぽんワールド炸裂するにもホドがある。いやはや、よくぞこの押井にかざぽんをキャスティングしてくれた。ありがとうNHK。私の受信料がかざぽんのインバネスになるのなら惜しくない。惜しくないぞ! 

 おっと、先走った。原作を紹介するのが目的のコラムなんだから、かざぽんの話はあとで(たっぷり)するとして、まずは原作とドラマの違いを見てみよう。基本的に事件の内容とその謎解きは原作に則っている。ただドラマにはオリジナルの設定が加えられており、押井は過去に政治家がらみの事件で何か失敗したらしいこと、同僚の灰田には妹を亡くした経験があるらしいことが、それぞれほのめかされている。第3話までは小説を原作にして、最終回となる第4話(ちょっと少なすぎませんかね)では、おそらくそのオリジナル設定が前面に出てくるのだろう。

 他に、押井が広報課に飛ばされていたという設定や、灰田が最初から刑事課にいるあたりも原作とは異なる。だがそれらは瑣末と言っていい。原作で何より大事な要素がしっかり生かされている点に注目願いたい。それは「多重解決」だ。

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最終更新:5/29(水) 4:20
Book Bang

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