ここから本文です

LinkedIn にはびこる、「偽プロフィール」問題

5/15(水) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

Googleの顧客担当、ダニー・ファウンテン氏は毎週、平均2~3回、LinkedIn(リンクトイン)からメッセージを受け取るという。それ自体は悪いことではない――その発信元がつねに偽プロフィールでなければ、の話だ。

数週間前にも、このようなメッセージを受け取った――「ダニーさん、こんにちは。GoogleやGoogleで募集中のフルタイムのお仕事について詳しく知りたいのですが、力を貸してください。15分ほど、お電話で話せませんか?」。

そのプロフィールには、写真も、勤務先に関する情報もなかった。

「その手のプロフィールはたいてい、情報がほとんど載っていないか、複製かのどちらかで、後者の場合、名前で検索すると、詳しい情報が載っている別のプロフィールが見つかる。メッセージの内容はGoogleに関する問い合わせがほとんどだ。どうしたら就職できるのか、履歴書を見てもらえないか、推薦/紹介してもらえないか、などなど。なかには、会って欲しいとか、時間を割いてくれとか、そんな図々しい要求をしてくるものまである」と、ファウンテン氏は語る。

「なりすまし」は増加の一途

こうしたなりすましメッセージの数は、増加の一途をたどっている。2018年8月に登録メンバー数5億7500万人を謳ったプロフェッショナルネットワーキングサイト、LinkedInはいまや、Google画像検索から適当に持ってきたプロフィール写真から偽会社の曖昧な肩書きに至るまで、多種多様な問題を抱えた欠陥プロフィールで溢れている。さらには、これのように、承認済みマーク付きの偽アカウントまで存在する。


こうしたプロフィールは無論、存在するだけに留まらない。数百万人もの合法LinkedInユーザーにつながりを要求するうえ、偽アカウント主がPremium(プレミアム)ユーザーであれば、具体的な要求/質問も直接送りつけてくる。

業界の有力者らは米DIGIDAYに対し、LinkedInは仕事上――たとえば、ネットワーク作りや業界の最新情報の入手など――有用なツールではあるが、大量のスパム[迷惑メッセージ]にはうんざりだと語った。これは言うまでもなく、「世界中のプロフェッショナルの生産性を高め、より成功するよう、つないでいく」という「シンプルなミッション」を掲げるLinkedInにしてみれば、良い状況ではない。偽プロフィールからのつながりリクエストにユーザーが始終煩わされることになれば、LinkedInは生産的ツールどころか、時間食い虫に成り下がる。LinkedInは 動画や洗練された広告ツールを導入するなど、商品の向上に努めているものの、偽メッセージは依然、同社プラットフォーム上を横行している。偽プロフィールがどれほど存在するのか、LinkedIn側でも把握しきれていない。

1/4ページ

最終更新:5/15(水) 8:10
DIGIDAY[日本版]

記事提供社からのご案内(外部サイト)

DIGIDAY[日本版]

株式会社メディアジーン

デジタルマーケティング戦略情報に特化した
USブログメディア「DIGIDAY」の日本版。
国内外の最新情報を独自視点でお届けします。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事