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緑茶、白茶、黒茶、紅茶、青茶――効能別お茶の選び方。

5/15(水) 16:04配信

フィガロジャポン

世界中でさまざまな種類が楽しまれているお茶。飲むと身体の調子がよくなって、リラックスする感じがする。そしてお茶にはほかにも優れた効果がある。4人の専門家がお茶の効能について解説するフランスの記事をご紹介。

砂糖ゼロのソフトドリンクは本当に身体にいいの?

世界には大きく分けて5つのカテゴリーのお茶が存在するが(中国茶は黄茶を含めて6カテゴリーとされる)、原料となる茶葉はどれもチャノキ(学名:Camellia sinensis)という同じ樹木から摘採。中国では5000年前に栽培が始まったといわれている。お茶のさまざまな種類は、葉を摘み取った後の加工の仕方や発酵の度合いによる。緑茶、白茶、黒茶、紅茶、青茶……それぞれのお茶に適した温度や蒸らし時間を押さえて、効能を最大限に引き出そう。

緑茶:記憶力の改善、心臓疾患予防

お茶についての主要な研究のほとんどは緑茶を対象にしている。緑茶はアジアで最もよく飲まれているお茶だ。不発酵茶に分類される緑茶の大半は中国で製造されている(世界の緑茶生産量の約70パーセントを占める)。茶葉は摘み取られた後すぐに加熱処理され、発酵酵素の働きを止める。健康維持に欠かせない有効成分が緑茶に多く含まれているのは、こうした製造方法のおかげだ。

■効能

緑茶にはアンチエイジング効果がある。「緑茶にはポリフェノールだけでなく、カテキン、フラボノイドも多く含まれています」と薬理学者のジャン・コスタンタンは分析する。「これらの成分には活性酸素(フリーラジカル)が原因となって引き起こされる老化現象から身体を守る働きがあります」。温泉治療地ブリード・レ・バンの生活習慣病治療センターの責任者で、栄養士のナタリー・ネグロは次のように補足する。「ポリフェノールは種類を問わず、心臓血管の細胞の老化を防ぐのに効果的です」。身体に必要な量のポリフェノールを摂取するためには緑茶を毎日4杯飲むといいと、フランス人ソムリエのカトリーヌ・ニコラはアドバイスする。

緑茶の癌予防効果についての研究も進んでいる。ナタリー・ネグロによると、「2015年に発表されたある研究では、緑茶を1日1杯飲むと癌の発症リスクが全般的に低下するという結果が出ています」。緑茶に含まれる天然の抗酸化物質のひとつ、没食子酸エピガロカテキンに癌の発生を抑制する作用があるためだ。

「緑茶にはアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経疾患の予防効果も期待されています」と薬理学者のジャン・コスタンタンは補足する。2017年にアメリカで行われた研究によれば、発酵させていない乾燥茶葉に含まれる没食子酸エピガロカテキンには、神経細胞の損傷を抑え、認知能力の衰えを軽減させる働きがあるという。

緑茶には神経の緊張を緩和する作用もある。緑茶は茶葉に含まれるテアニンを最も多く含有している。テアニンとは「リラックス効果を持つアミノ酸の一種で、これを摂取すると脳からアルファ波が出ることが知られています」とベルギー人ソムリエ、カリーヌ・アメリは説明する。「アミノ酸の一種のグルタミン酸には不安を鎮める効果があります」と薬理学者のジャン・コスタンタンは補足する。またカトリーヌ・ニコラによると、緑茶に含まれるポリフェノールにはテイン(カフェイン)の作用を抑制する働きがあり、これも緑茶を飲むとリラックスする理由のひとつだという。

■淹れ方

カトリーヌ・ニコラによると「蒸らす時間は2~3分」。湯の温度にも気をつけてほしい。「お湯は80℃を超えないように。それ以上高い温度になると、風味が十分に引き立ちません」

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最終更新:5/15(水) 16:04
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