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ヨガもランニングも、ハイキングもない会議? そんな働き方はもう古い

5/15(水) 12:16配信

WIRED.jp

健全な精神は健康な肉体に宿る──。古代ローマ人はそう考えていた。2,000年のときを経て、この知恵はいまや科学によって裏づけられている。

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わたしたちは運動によって生産性が高まり、よりよい決断を下せるようになる。というのも、体を動かすと記憶力や集中力が高まり、気分も高揚するからだ。スタンフォード大学による研究によると、ウォーキングするだけでも効果はある。体を動かしているときは、座っているときよりも創造力が6割増しで発揮されるという。

こうした研究結果は、起業家たちにとっても有益であるようだ。始めたばかりの事業を成功させるために役立つからである。言うなれば、マイケル・J・フォックス主演の1987年に公開された映画『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』で示されたアプローチが、企業の規模にかかわらずトレンドになりつつあるのだ。

例えば、グーグルがロンドンに新しく構える本社オフィスの屋上には、ランニングトラックと25mのプールが設けられる計画だ。リーボックのボストンオフィスにはボクシングリングとフィギュアスケートのスタジオがあり、アドビシステムズはサイクリングを通じた交流会を実施している。

ドッグフードのスタートアップであるPooch & Muttのオフィスでは、職員が定期的に休憩を挟み、パソコンのモニターから目を離す。プランクポーズなどの手軽なエクササイズを1分間でできるだけたくさん実践するのだ。立食形式のミーティングが廃れゆく一方で、ウォーキングやランニングをしながら対話するのが主流になっているわけである。

「運動によって神経伝達物質のエンドルフィンが脳内で一気に放出されることで、ストレスへの耐性が高まります」と、経営心理学者のロブ・スチュワートは話す。

運動が脳に与える効用

人間がストレスを感じるのは、脳の前面(前頭前皮質)が過剰に活性化するからだ。わたしたちはそういう状態になると想定されるケースをいくつも考え、さらに緊張を感じてしまう。これに対して、運動すると前頭前皮質が緊張状態から抜け出し、落ち着きを取り戻すことができる。

「運動すると、これまでより筋肉の動きを感じるでしょう。自分の意識、周辺の香り、見えるものや聞こえる音をかなりはっきり感じるはずです」とスチュワートは言う。

こうした運動の効用は、仕事の場面にも当てはまる。英国政府の統計によると、英国では2018年に1日の労働時間のうち約12分30秒が、ストレスや気分の落ち込み、不安のために失われたという。

「職場の人たちには幸せを感じてもらいながら仕事に精を出してほしい、創意工夫を凝らして仕事に専念してほしいと思うでしょう。それなら、それができる手段を用意しなければなりません」と、スチュワートは話す。

広告代理店Prophecy Unlimitedの最高経営責任者(CEO)ピーター・ブラウンは、オフィスのあるブリストルで顧客と一緒にランニングする取り組みを1年前から始めた。「ランニングは万人受けするものではありません」と断りを入れたうえで、その効果について彼は次のように語る。

「でも一緒に走っていると、面と向かっているときには話さないようなことまで語り合うことができるのです。座っているときの会話とはまったく違うエネルギーが生まれ、プレッシャーも減ります」

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最終更新:5/15(水) 12:16
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