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一流ジャズミュージシャンが語るJ-POPの面白さと可能性 日本の音楽業界が参考にすべき数々の考察を紹介

5/15(水) 17:33配信

KAI-YOU.net

時代は令和に突入し、新しい時代が幕を開けました。

しかし反面、一時は韓国や中国などアジア諸国の若者の憧れの的だったJ-POPの栄華は、完全に終焉を迎えたといっても過言では無いでしょう。

【画像】J-POPの代名詞、Perfume

その証拠に、近年J-POPに代わって台頭してきたK-POP発のヒップホップ・グループBTS(防弾少年団)がリリースしたアルバム三枚が、それぞれアメリカのヒットチャート「Billboard 200」で1年以内に初登場1位を記録するというザ・ビートルズ以来の偉業を達成しています。

もちろん音楽を売上だけで評価するのはナンセンスです。

また、数多くの音楽サブスクリプションサービスが登場し、YouTubeが全盛時代の今、音楽を国境で分けて考えるのはそれ以上にナンセンスだとする価値観が、リスナー及びプレイヤー達の間では育ってきています。

が、今回はそんな状況であえてJ-POPに焦点を当て、これを愛するアメリカの一流ジャズ・ミュージシャンが語るJ-POP論をご紹介します。

そこには、一時代の終焉を迎えたJ-POPを含む、日本の音楽業界が参考にすべき考察の数々が含まれているように思うのです。

ジャズとJ-POPの融合

サックス奏者のパトリック・バートレーさんはジャズの名門マンハッタン音楽学校を卒業後、現代ジャズ界の大物ウィントン・マルサリスさんや人気EDMグループザ・チェインスモーカーズとの共演を果たし、米人気番組の「The Late Show with Stephen Colbert」に出演をするなど、名実ともに一流ジャズ・ミュージシャンとしての地位を築いています。

そんな華々しい活動の傍ら、彼はJ-POPのジャズ・カバーバンドJ-MUSIC Ensembleのフロントマンもつとめています。

彼もまた、アメリカの多くのJ-POPファンと同様に、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『ゴールデン・アックス』『ベア・ナックル』などの日本産のゲームをプレイする中で、日本のゲーム音楽に魅了されていった一人です。

日本のゲーム音楽を入り口にして、パトリックさんは日本産のポップ音楽に熱中していき、そして必然的に、J-POPがジャズから多大な影響を受けていることに気付き始めます。

初期のアニメ音楽にジャズが取り入れられていた例として、彼は70年代にジャズピアニストで作曲・編曲家の大野雄二さんが手がけた『ルパン三世』のサウンド・トラックを挙げており、ジェームス・ブラウンさん、ハービー・ハンコックさん、カウント・ベイシーさんから明らかな影響を受けていることを指摘しています。

そして近年のJ-POPについては、Perfumeさんやきゃりーぱみゅぱみゅさんのプロデュースを手がけた中田ヤスタカさんを始め、椎名林檎さん、宇多田ヒカルさんがジャズを始めとしたファンクやR&Bの影響を多大に受けていると彼は語ります。

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最終更新:5/15(水) 17:33
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