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ARCHON──モードなアプローチに機能性を織り込む東京の新鋭ブランド

5/15(水) 20:15配信

GQ JAPAN

デビューシーズンからALYXやOAMCと比較される国内屈指の注目株が、夏のアイテムに焦点をあてたエディトリアルを公開。

【写真を見る】アルコンの新作サマーアイテム

marble studioがイマ気になるモノ/コト/ヒト

ARCHON(アルコン)が、2019年春夏コレクションよりサマーシーズンのアイテムに照準を合わせたエディトリアルを公開した。

ARCHONは、今季デビューしたばかりの東京発の新鋭ブランドである。“エレガンス”と“ファンクショナリティ”をコンセプトに掲げ、機能性の高いアイテムを上質に仕立てあげるそのアプローチは、目の肥えたトップアカウントのバイヤー陣をはじめ、すでに高感度な人々の心を掴んでいる。その一部では、ALYX(アリクス)やACRONYM(アクロニウム)、OAMC(オーエーエムシー)など、“モードストリート”系ファッションを牽引するブランドとも比較されはじめている。

例えば、袖口にベルトテープがついたハーフスリーブシャツには、ドイツの素材メーカーFIDLOCK(フィドロック)社のバックルを装備している。FIDLOCK製のバックルは、初体験の者であれば誰しもが驚くであろうスムーズな着脱が最大の魅力。特殊マグネットが埋め込まれているため、片手で簡単に外すこともできれば、近づけるだけで自動的にバックルが吸い付くという機能をもつ。それでいて軽量性かつ剛性(変形に抵抗する力)に優れているため、ヘルメットや赤ちゃんの抱っこ紐にも採用されている注目の素材だ。

また、シャツのボディには高密度で織り上げ撥水加工を施したスーピマコットンを、襟には希少価値の高い超長綿を使用しているため、ハリ感がありながらも非常にストレッチ性のある仕上がりに。

さらに、このベルトスリーブシャツを着用している写真に写るタイダイのアイテムに注目したい。一見どこにでもあるタイダイのように映るが、実は染色の職人と一緒に柄を出し、その柄を独自にデータ化してからプリントするという手間がかけられている逸品なのだ。

言及すべきは、素材へのこだわりだけではない。ARCHONはデビューシーズンにもかかわらず、Gucci(グッチ)やDIOR HOMME(ディオールオム)といった一流メゾンや、エイサップ・ロッキーなどの人気ラッパーの撮影を手がけるLAのフォトグラファー、アレキサンダー・ボルツとコラボレーション。ARCHONのデザイナー&ディレクター陣に聞いた話によると、来シーズンのルックブックは、ボルツ自らがシャッターを切ったものを仕込んでいるようで、彼らの手札には1stコレクションでは披露できなかったアイディアが豊富に揃っているという。

取扱店舗でも商品のほとんどが完売。だが、本稿執筆の段階では、オンラインがオープンしたばかりのENCOREEEには若干の在庫が確認できた。

今後の展望に期待が膨らむARCHON。来季はさらにスペックを高めた意欲作が登場することだろう。

ARCHON
HP: archon-jp.com
Instagram: @archon_design


PROFILE
marble studio - @marblefuckingstudio

編集者やフォトグラファー、プレスらで構成されるクリエイティブ集団。ミレニアル世代ならではの感性を活かし、ビジュアル制作やディレクション、執筆など、そのアウトプットは多岐にわたる。

文・marble studio

最終更新:5/15(水) 20:33
GQ JAPAN

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