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"怪童"ムバッペと真っ向勝負! サッカー日本代表・昌子源「この身長、この体形でこっちに来たのは一種の賭けだと思う」

5/15(水) 6:20配信

週プレNEWS

ニヤングとマッチアップしたときには、なるべく飛び込まずに我慢する守備を続けたが、それだけでは止めることができずズルズルと下がっている。そのやり方をフランスに来ても続けていたが、それだけでは守り切れないことに昌子は気づいていた。



■欧州と日本の違い。延長線上ではなく並行にある存在
ムバッペとのマッチアップでは、速い選手への対応のセオリーとして距離を取った。

「ムバッペ相手に縦をクソ空けました(笑)。絶対に中に行かしたらダメと思って。『あんなに縦空ける?』っていうくらい」

どこかのタイミングでスライディングに行こうと間合いを計ったが飛び込めない。逆に一発のフェイントでバランスを崩された。

「日本にいたときにはセルヒオ・ラモス(スペイン代表、レアル・マドリー)とかピケ(スペイン代表、バルセロナ)とか、世界トップ10くらいに入るCBのプレーに納得がいってなかったんですよ。すぐスライディングするし、言うたら軽い。

でも、こっちに来てわかりました。やっぱり彼らはすごい。それこそ、ムバッペ、ネイマール(ブラジル代表、パリ・サンジェルマン)、メッシ(アルゼンチン代表、バルセロナ)クラスの選手と毎試合やってるから、正対のディフェンスだと、いないのと同じ。それだけじゃ守りれない」

フランスに来てわかったことがあった。スライディングでかわされると、日本では「軽い」と言われたが、こちらでは抜いた選手が「うまい」と評価されるのだ。

「フランスに来る前は、日本の延長線上に海外があると思っていました。でも、こっちはまったく違う。完全に別の世界。どっちが上とか下じゃない。横にある感じ」

これは新たな挑戦なのだ。ひと昔前であればファビオ・カンナバーロ(元イタリア代表)やカルレス・プジョル(元スペイン代表)など、昌子よりも小さいCBが欧州チャンピオンズリーグの覇権を争うチームで活躍していた。

しかし近年、選手の大型化は顕著に進んでいる。そのなかで昌子が確かな足跡を海外で残すことができれば、ほかの日本人CBにも新たな道が拓(ひら)ける。

「見本がないんですよね。でも、それをやっていかないといけない世界に来た」

誰も歩いたことがない道を昌子は歩こうとしている。

●昌子源(しょうじ・げん)1992年12月11日生まれ、兵庫県神戸市出身。2011年に鹿島アントラーズへ入団。昨年6月のロシアW杯ではレギュラーで唯一のJリーガーとして活躍し、国内外で評価を高めた。今年1月に満を持してフランス1部・トゥールーズへ移籍


取材・文/田中 滋 写真/アフロ

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最終更新:5/15(水) 6:20
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