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柴咲コウ「人生はらせん状」30代は生きやすいと語るワケ〈週刊朝日〉

5/22(水) 11:30配信

AERA dot.

 外面的なものだけでは醸し出すことのできない、美しさ。「10代、20代の頃より生きやすくなった」と語る、柴咲コウさんの原動力とは──。

【写真】美しすぎる柴咲コウ

 凜としたたたずまいは、強い意志を感じさせる。柴咲コウさんの言葉もまた、真っすぐだ。

「10代、20代の頃より30代の今のほうが生きやすくなり、“自分に与えられた役割を全うしよう”という気持ちが強くなりました。昔は“本当にこれが自分の生き方として正しいのか”という迷いもあったと思うんです。イメージが先行して本来の自分と離れてしまったり、自分が思う事実とは違うことが雑誌に書かれたりすると、疑問や不信がわいてくる。ただ、一つひとつ抗ったり、執着する暇もない。気にしないでいれば気にならなくなるので、自分の気持ち一つで、世界は変わると感じます」

 出演中の「連続ドラマW 坂の途中の家」は、まさに「自分の気持ちで世界が変わる」ことを示すような物語だ。演じるのは、3歳の娘を持つ専業主婦の山咲里沙子。子供を虐待で死なせてしまった女性の裁判に補充裁判員として参加することになり、その姿を自身に重ねていく。登場人物にわかりやすい悪人はいないが、夫や義理の両親、周囲の人々の何げない言動が、里沙子の心に棘(とげ)のように突き刺さっていく。

「“多様性”という言葉が聞かれるようになったけれど、現実はまだそれを許してくれない。里沙子自身、多様になることを怖がっている。その気持ちもわかるし、最初の一歩は百歩分の勇気が必要かもしれないけど、打破しなければ何も始まらない。とにかく勇気をふりしぼってやってみるというのは、私自身の人生のテーマでもあります」


 16歳で芸能活動を始め、俳優、アーティストとして第一線で活躍してきた。現在はファッションや食品のブランドを立ち上げるなど、起業家としての顔も持つ。原動力はどこにあるのか。

「DNAの二重らせんの構造ってあるじゃないですか。私、一人ひとりの人生もまた、らせん状だと思っているんです。落ちていくこともあるけれど、できれば上昇していたい。スパイラルに昇っていくのが、私の人生に対するイメージなんです」

(本誌・野村美絵)

※週刊朝日  2019年5月24日号

最終更新:5/22(水) 12:22
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