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私は働くために、息子の預け先を探す

5/16(木) 5:00配信

商業界オンライン

   内閣府男女共同参画局の「共働き等世帯数の推移」 によれば、2017(平成29)年時点で専業主婦世帯は641万世帯、共働き世帯はその約2倍の1188万世帯と発表されています。数値は1980(昭和55)年時点とほぼ逆転、女性の社会進出や雇用形態の変化、少子高齢化など複合的な要因で、共働き世帯の割合は年々増加しています。

  この連載では実際に共働きしている家族を料理・買物・生活という切り口で取り上げ、どんな日常を送っているのかショートエピソード形式で毎週お届けします。

第36話 ウエディングプランナーの妻・亜里沙の目線 >第35話 美容師の夫・仁己の目線

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 平成最後の日も令和初日も、10連休は毎日仕事で終わった。

 夫は美容師、私はウエディングプランナー。ウエディングプランナーとは、結婚式を控えているカップルにヒアリングをして、結婚式の相談を受けながら演出方法を一緒に考える仕事だ。

 担当制でお客さまの都合に合わせる面があるため、急な休みは取りづらい。サービス業なので本来なら土日は必ず出勤なのだけれど、日曜日は保育園が休みなので、職場にお願いをして私は休みにしてもらっている。

 長期休みになると保育園も休園となるが、私たち夫婦の従事するサービス業は祝祭日こそ繁忙期。働くためには、いつもの保育園とは別の預け先を自分たちで探す必要がある。

 休日保育をやっている施設の預けられる人数枠は少なく、同じような家族の依頼が多いため倍率は高い。

 わが家も抽選に漏れたため、このゴールデンウィークは両実家の父母や友人のツテを総動員し、10連休中は夫と毎日やりくりして仕事に出掛けた。せめて、幼稚園のような送迎バスが欲しくなる。

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 夫婦共働きでどちらもサービス業だと家族で過ごせるのは週に1日、火曜日のみだ。

 この日ばかりは家事を休んで外に遊びに行き、外食も解禁することが多い。先日の息子の誕生日には、手作りのケーキをみんなで作ってお祝いした。

 通常の家事は、時短勤務で家にいる時間が長い私がやる割合が高い。

 料理の作り置きはあまり得意ではないので、毎日昼休みの間にスーパーで買物を済ませて帰宅後に夕飯を作る。

 19時に息子と2人で夕食を済ませたら、お風呂が沸くまでの時間で片付けと洗濯物畳みを終わらせる。21時30分の寝かしつけでは、大抵私も疲れて息子と寝落ちしてしまう。

 夫は寝かしつけの後で帰宅するため、息子はパパの顔を見ずに眠りにつく。

 とはいっても、夫は家事にとても協力的だ。わが家の家事分担のモットーは「手が空いている方がやる」なので、朝の息子の保育園の準備も、晴れた日の洗濯物干しも、お互い子供のお世話をしていない方が自然とやっている。

 もちろん夫が休みの水曜日は、育児も夕飯もやってくれている。

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 最近お客さまから聞いた話では、「ヘルプ部署」を設けている会社があるそうだ。

 病欠や急な欠勤で人が不足したときに、代わりの要員として必ずチーム外に余剰人員を確保して余裕を持った人事配置にしていると聞いた。

 子供が病気になって休みを取るのは、大体の家庭が母親なのだろうか。サービス業の共働き家庭は、どうしているのだろうか。

 夫も私も、子供から見れば同じ「親」だ。男性も女性も休みを取りやすく、育児しやすい社会になることを今は願っている。

>第35話 美容師の夫・仁己の目線

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>第37話 車通勤に変えた夫・隼雄の目線

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スゴ人 代表 秋元 沙織

最終更新:5/30(木) 9:09
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