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デザインが気に入っても装着できない! クルマのホイール選びが複雑なワケ

5/16(木) 6:20配信

WEB CARTOP

ホイールはサイズ選びがややこしい

 クルマのドレスアップ、カスタマイズで、大きなファクターをしめるアルミホイール。お気に入りにデザインを見つけたとしても、サイズの関係で装着できないこともままあって、じつはサイズ選びがややこしい。

攻めすぎ注意!クルマ好きがよくやる改造「ツライチ」

 ホイール選びで重要なのは、取り付けの穴数、P.C.D.、タイヤサイズと車体にあったリム径、リム巾、インセットの5点。これを確認することが肝心だ。

 乗用車用に関しては、4穴か5穴、P.C.D.も100か114.3に統一してくれれば、ホイール選びが容易になるのに、なぜこうもバラバラなのか?

 まず、穴数の件だが、当たり前だが穴数はハブボルトの数と一致している。そしてハブボルトは支える荷重の大きさで決まる。同様に、ボルト穴の中心を結んだ円の直径であるP.C.D.(Pitch Circle Diameter 単位はmm)も大きなほうが、より大きな負荷に耐えられる。

 したがって、軽量でローパワーなクルマなら、4穴+P.C.D.値も小さくてOK。ハイパワーで車重が重ければ、5穴以上でより大きなP.C.D.が必要になる。国産車は、ボディサイズやエンジンが多彩なので、必然的にホイールの穴数やP.C.D.に共通性を持たせるのは難しいというわけ。

 それでも国産の乗用車なら、5穴ならP.C.D.=114.3mm、4穴ならP.C.D.=100mmのクルマが大半。例外的にスバル車などでは、歴代モデルを含めて5穴のP.C.D.=100mmという車種がいくつかあるが、これは少数派となっている。

フェンダー側面からホイールがはみ出すと保安基準違反

 それから、リム径とリム幅はタイヤサイズに合わせて決まる。タイヤやホイールを交換しても、基本的にタイヤの外径は変えられないので、インチアップ(ダウン)するときは、タイヤの外径が変わらないように、タイヤとホイールのサイズを組み合わせる必要がある。

 またホイールのリム幅は、タイヤごとに適正サイズがあるので、適合するようにし、なおかつホイールハウス内にきちんと収まることが重要。

 あとはインセット。ドレスアップではツライチ気味の方が人気があるが、トレッドが変わると操縦性が変わるので、基本的には純正サイズが一番バランスはとれている。

 ルックス重視でインセットをプラスしたいという人も、フェンダー側面からのタイヤ・ホイールがはみ出すと保安基準違反となるので、攻めすぎるのは要注意。

 3万点もあるクルマの部品の中で、タイヤ・ホイールといった限られたパーツだけの専門店がたくさんあるのも、こうした組み合わせが複雑で、特別な商品知識や取り付け技術、ノウハウが欠かせないからであり、お気に入りのホイールが自分のクルマに装着できるかどうかは、専門店でアドバイスをもらってから購入したほうが安心だ。

藤田竜太

最終更新:5/16(木) 6:20
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