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Googleがファッション産業のエコ化にデータで貢献

5/16(木) 19:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

ファッション産業が環境に与える影響が顕著になり、深刻さを増している中、ブランド側は製造過程を再考する必要に迫られている。しかし、それに伴う大きな問題のひとつになっているのが、ブランド側には自分たちが使っているサプライチェーンを正確に見て理解する力がないということだ。基本的にデータにギャップがあり、明解な説明が不足している。そこに、グーグル(Google)が関わるというわけだ。

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15日に開かれたコペンハーゲン・ファッション・サミットで、ブランド側に、特に環境への影響がもっとも大きい原料製造のレベルで、サプライチェーンをもっと総合的に見た概要を与えることを目的としたパイロットスキームが発表された。参考までに言うと、世界中で工場などからの廃水の20%、二酸化炭素排出の10%がファッション産業によるもので、そのほとんどが製造の最初の過程で起こっている。

グーグルは、データ分析と機械学習を使ってこの情報をまとめるツールを開発する。その後、環境に与える影響ということにかけてはファッション界のパイオニアであるエコ・ラグジュアリーなブランド、ステラ・マッカートニーと組んで、データを業界全体でシェアできる意味ある形に解釈し、各ブランドが行動を起こせるようにする。

パイロットスキームは、コットンとビスコースを見ていくことから始めるが、製造量、取得できるデータ、与える影響の大きさなどから、この2つの原料が選ばれた。

よりはっきりと“見える化“することで、ブランド側がよりサステイナブルに作業を行うことを念頭においてマテリアルや製造過程を選ぶことができるようになることが期待される。これはまだ第一段階で、グーグルは、ファッション産業が環境に与える影響を大幅に削減するのに役立つさらなるスキームを引き続き開発していきたいと考えている。

Translation: Mitsuko Kanno from Harper's BAZAAR UK

最終更新:5/16(木) 19:20
ハーパーズ バザー・オンライン

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