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スープラ復活で注目されるFR!世界で初めての後輪駆動車とは

5/16(木) 18:40配信

Auto Messe Web

博物館巡りで見つけた“世界初”のFR車

 改めていうまでもなくFRとはフロントエンジン・リアドライブ。つまりキャビンの前方(=フロント)にエンジンを搭載して後輪を駆動するというスタイルで、最もスタンダードな駆動形式として多くのクルマが採用してきた。

世界初の内燃機関搭載車の画像をチェック!

 世界で最初に誕生した自動車「キュニョー」の砲車は前輪駆動(FF)。その後、前輪の操作性の優れた後輪駆動がクルマ界の多勢となっていくが、1970年代後半あたりから居住スペースを大きく取れる前輪駆動(FF)がポピュラーになってくる。それでも前輪は操舵、後輪は駆動とドライビングの理に適った駆動方式として多くの自動車ファンからFRは熱望され続けてきた。

 トヨタのAE86型カローラ・レビン/スプリンター・トレノ、日産のシルビア、マツダのロードスターしかり。さらには現行のトヨタ86や新たに登場するGRスープラなど、FF全盛の中、あえてFRを選んで登場してくるクルマたちには今もなお熱い視線が注がれている。では、世界初のFR車はなんだったのか。

世界初となる内燃機関搭載車

 一般的には、キュニョーの砲車が世界初の自動車と認められるまで、「ベンツ パテント・モトールヴァーゲン」が世界で最初に誕生したクルマとされてきた。フロアにウッドを敷き詰めた写真の1台は1886年式。世界初の「内燃機関」を搭載して特許を取った自動車、ということになる。※メルセデス・ベンツ博物館(Mercedes Benz Museum)にて撮影

 その成り立ちを見てみると、リア・アクスル上に4ストロークの単気筒エンジンを搭載。それを後輪で駆動するパッケージなので、間違いなく後輪駆動だ。リア・エンジンかミッドシップエンジンなのかは判断の分かれるところだが、フロントエンジンでないことだけは事実。

 他にもドイツのラーデンブルグにあるドクター・カール・ベンツ自動車博物館(Automuseum Dr. Carl Benz)や、オランダのベンツ・ディーラーに併設されたカレル・ヴスト博物館(Carel Wust Museum)といったシンパシーのある博物館だけでなく、中国の北京自動車博物館や上海自動車博物館、あるいは韓国のサムソン交通博物館にもレプリカが展示されている。

 これらはクルマの父とされるベンツから、同好の志である博物館に寄贈されたものと勝手に思い込んでいたのだが、どうやらこれは各博物館が購入したようだ。

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最終更新:5/16(木) 18:40
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