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カウンタックの再来!? 5000万円超のランボルギーニが衝撃だった!(アヴェンタドールSVJ試乗記)

5/16(木) 21:17配信

GQ JAPAN

乗り手を選ぶアヴェンタドールSVJ

最近のスーパースポーツは、超高性能だけど快適性も充分に確保されていて乗り手を選ばないという傾向にある。

スーパーカーの代名詞であるランボルギーニも例外ではなく、たとえばウラカンは段差でフロントスポイラーを擦ってしまいかねない点と横幅にさえ気をつければ、運転に特別難しいところはない。

もちろんポテンシャルを発揮するには高いスキルが求められるけれど、ドライの高速道路でアクセルペダルを踏み込み甲高い音を響かせて「ランボってすげえ!」と感心するまでなら、それほどハードルは高くない。

と、思っていたけれど、アヴェンタドールSVJはちょっと違った。このクルマは、ランボルギーニのフラグシップであるアヴェンタドールの高性能版。しかもただの高性能版ではなく、ネーミングからも並々ならぬ気合いが伝わってくる。

“SVJ”の意味

SVJのうち、まずSV(スーパー・ヴェローチェ)が特別だ。

1970年代の「ミウラSV(スプリント・ヴェローチェ)」、1990年代の「ディアブロSV(スポーツ・ヴェローチェ)」、そして21世紀に入ってからの「ムルシエラゴLP670-4 SV(スーパー・ヴェローチェ)」と、ちょっとずつ意味は異なるけれどランボが特別なモデルに与えてきた記号がSVである。

さらにはそこへ、「ミウラ」をベースにワンオフで作られたプロトタイプ、「イオタ(JOTA)」を意味する「J」も加わる。

つまりSVJとは、花札で言えば“猪鹿蝶”のように切り札的なグレード名であるのだ。

空気のコントロールでハイパフォーマンスを実現

そのアヴェンタドールSVJに乗り込み、ルームミラーを調整しようとして笑ってしまう。巨大なリアスポイラーに邪魔されて、ルームミラーの後方視界はほとんどゼロといっても過言ではないからだ。後方から忍び寄る赤色灯に気を使わなければいけないモデルなのに……。

ただし、リアスポイラーに代表される空力システムが、SVJのSVJたる所以でもある。

リアスポイラーの根元には空気流入口があり、ここから入った空気をリアスポイラー後端から排出するのか、内部のフラップを閉じて排出しないのかが、速度や加速度に応じて自動で選ばれる。

前者の場合、抵抗が減って速度が伸び、後者の場合は車体を地面に押しつけるダウンフォースが働く。さらには左右どちらかのフラップだけを閉じてコーナリング性能を向上させる機能もある。

といった具合に、空気の流れをコントロールする「ALA(エアロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)」が、アヴェンタドールSVJのキモなのだ。イタリア語で翼を意味するALAは、フロントにも備わる。

スーパースポーツの聖地ニュルブルクリンクサーキットで6分44秒97というラップタイムの新記録を叩き出したことには、ALAが大きく寄与しているという。

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最終更新:5/16(木) 21:17
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