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問題行動、執着心が世界を変える? クレイジーな偉人伝 part2

5/16(木) 20:00配信

Forbes JAPAN

一聴すると凡人には常識外れに思えることをとにかく諦めずに続け、いくつもの挑戦の中からたったひとつの金脈を見つける偉人のクレイジーとも言える熱狂列伝を3回に分けて紹介しよう。

■イーロン・マスク/テスラ共同創業者

「普及はミッションインポッシブル」と言われてきたEVを、これだけ有名にした功績は大きい。彼のクルマ作りの新しい点は、伝統的なメーカーの評価軸で勝負せず、クールな高額嗜好品であれば良いと割り切ったことだ。

耳目を集める機能にリソースを集中し、「乗って運転できる最新トレンド」を販売することは、富裕層のニーズに合っていた。良いクルマに散々乗ってきた彼らは、新しい刺激に惹かれたのだ。

CO2排出権ビジネスで経営を支え、物作りやアフターサービスもギリギリで乗り切る様はベンチャーそのものだが、テスラは革新の萌芽か、それとも無謀な突貫か。その行く末をライブで楽しもう。

■孫正義/ソフトバンクグループ代表

孫正義は中学生の時、成績表を携え福岡市内にある有名な進学塾の門を叩くが、「その成績では入塾レベルに達していない」と門前払いとなる。孫は同級生の母親が塾長と知り合いだと聞きつけ、その同級生と彼の母親同伴で熱心に直訴しなんとか入塾を許可された。

無事志望校に合格した後、孫は中学校の担任の教師をレストランに呼び出し「自分が通った塾はA高、B高に強いが、そのライバル校であるC高、D高の合格請負塾があってもいいのではないか。高校生になる自分は表立って経営できないので裏で事業計画を練る。だから先生が代表になってくれ」と提案。周囲の人間を巻き込み目的を達成しようとする交渉術はその頃から片鱗を見せていた。

結局その計画は頓挫するが、高校生になり、またもや常人ではない行動力をみせる。マクドナルドの当時の社長である藤田田の著書を読み感銘を受けた孫は、藤田に面会を申し込むのだ。何度も断られた末に面会にこぎつけると、孫は藤田に「これから有望なビジネスとは何か」と尋ねた。藤田は「自分が若かったらコンピュータのビジネスをする」と答え、それが現在と結びつく。凡人が考えつかない、いや、考えても実行できないことをする孫には少年の頃からその兆しがあったのだ。

■山葉寅楠/ヤマハ創業者

静岡県浜松市の病院から精密機械の修理を請け負っていた山葉寅楠。たまたま地元の小学校にあった非常に高価な外国製オルガンの修理を頼まれ内部をみたところ、「これは45円もするものだが、自分なら3円でつくることができる。国産のオルガンが普及すれば国益にもなるはずだ」と思いつく。

早速、オルガンの構造を図面に起こしたものの資金がない。その頃に飾り職人をしていた河合喜三郎と出会い意気投合、二人三脚が始まった。最初につくったオルガンはどうも調律が合っていないらしいということが判明するも、音階という概念が一般的でない時代、どこをどうブラッシュアップしたらいいのかわからない。山葉は東京にある音楽取調所(現・東京藝術大学)でみてもらうために、重たいオルガンを担いで上京する。

教授たちは山葉がオルガンを自作したこと、そしてそれを浜松から担いで来たことに驚いたという。所長の厚意で聴講生となった山葉は基礎と調律を勉強、2台目の制作に取り掛かる。すると今度は教授たちからお墨付きが。このオルガンがプロトタイプとなり、その後オルガンの需要は増え続ける。わずか1年後には会社の規模も拡大し、海外にまでオルガンを輸出するようになった。
--{入学から3カ月で放校処分の発明王}--
■トーマス・エジソン/発明家・科学者

幼少の頃、「なぜものが燃えるのか知りたいと、藁を燃やして観察していたところ自宅の納屋が全焼」「ヘリウムガスで人を浮かせようとして友人に飲ませ大騒動」など問題児エピソードには事欠かなかったトーマス・エジソン。

彼は、発明のための研究に昼も夜も関係なく時間を忘れて没頭した。没頭すると妻の顔すら忘れてしまい、妻に激怒されたほどだ。普段の睡眠時間は30分の仮眠を1日数回、合計3時間ほど。

80歳を過ぎてもなお「私にはまだやらなければならない仕事がある。少なくともあと15年は働かなければならない」と、1日16時間のペースで仕事を続けていた。「人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ」。失敗を恐れないその粘着質な気質が、世紀の発明を生んだ。

■ニコラ・テスラ/発明家・科学者

交流電流による発送電システムを考案、実用化したのがニコラ・テスラである。それらは電力を大量消費するために不可欠な電力網となり、その他にも現在の電力社会・電化生活の礎となる数多くを発明した。

今、電気自動車用駆動モーターとして脚光を浴びている誘導モーターをつくったのも彼だ。数字の「3」に強いこだわりがあり、ホテルでは3で割り切れる部屋番号にしか泊まらない、食事の前には18枚のナプキンで食器をていねいに拭いてから食べ始める、建物に入る前には外周を3回まわってからなど、独特なマイルールがあった。

彼は「3、6、9の壮大さを知っていれば、宇宙の鍵を握ることであろう」と信じたように、エネルギー、周波数、振動と宇宙には密接な関係があると考え、その思考が数々の発明の原動力となった。

Forbes JAPAN 編集部

最終更新:5/16(木) 20:00
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