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<プレバト!!>立川志らく、十七音にプライドを懸ける!「降格になるともろにヘコみます」

5/16(木) 11:00配信

ザテレビジョン

浜田雅功をMCに、芸能人が生け花や水彩画、料理の盛り付けなどさまざまなジャンルでセンスを競い合う“才能査定ランキング”が人気のバラエティー「プレバト!!」(毎週木曜夜7:00-8:00、TBS系)。

【写真を見る】立川志らくは「オーケストラの才能査定」でハーモニカ演奏に挑戦!!

5月16日(木)の3時間スペシャルでは、俳句査定で徳光和夫、筒井真理子、馬場典子ら7人が特待生昇格をかけたバトルを繰り広げる他、芸能人が楽器演奏や油絵などの特技を1カ月間の特訓で磨き上げて査定に臨む新企画「ザ・1か月」を放送する。

そんな「プレバト!!」3時間スペシャルで、ハーモニカを1カ月間猛特訓しオーケストラとの競演に挑んだのが、落語家の立川志らく。

俳句査定では“特待生3級”の腕前も持つ志らくに、ハーモニカ特訓の裏側と俳句への思いを聞いた。

■ ハーモニカ歴10年!きっかけはミッキー・カーチス

――“俳句査定ランキング”で大活躍中の志らくさん。今回は「ザ・1か月」のためにハーモニカを1カ月特訓されたそうですが、ハーモニカ歴はどのくらいですか?

10年ぐらい前に私が“下町ダニーローズ”という劇団をやっていたときに、ミッキー・カーチスさんが出演してくれて、「劇中でハーモニカを吹くシーンを入れたい」とおっしゃって。やっていただいたんですが、それを見て「こんなにカッコいいのか」と驚きまして。

そしたら千秋楽の後、ミッキーさんがそのハーモニカをくれたんです。ミッキーさんは私の父が音楽をやっていたことも知っていて「やってみたら?」と。それからですね。

――1カ月の特訓はいかがでしたか?

とにかくオーケストラと“合わせる”ことに集中しました。これまでも自分の演劇だとか落語会だとか、人前で吹いたりはしていたんですが、誰かと合わせることはなかったんです。

ブルースハーモニカって実は穴が10個しかなくて、自分の口の中で音を作らなきゃいけない。ものすごく高度なテクニックが必要です。それにジャズの楽器だから、人と合わせるのが難しい。せいぜい、ギターとかピアノと目配せで合わせるくらいで。

だから、指揮者に「はい!」とやられるともうワケが分からなくて。いろんな音がいっぱい聴こえてくるし、今回の挑戦はハードルが高過ぎましたね。

――本番を終えて、手応えは?

自分の中では、まず止まらずに最後までいけたというのが、よく決まったなと。練習では全然ダメで、リハでも止まっちゃいましたから。とりあえず本番は止まらずにできたというのは、自信になりました(笑)。本番はわりと強いんです。

■ 「夏井先生に教わって、より集中するようになりました」

――そして、志らくさんといえば何と言っても俳句。2018年3月に本格参戦し、ここまで「才能アリ」3回、「1ランク昇格」4回、「1ランク降格」2回など存在感を発揮されています。毎回渾身(こんしん)の一句を詠むのは苦労も多そうですが…。

俳句は毎回、〆切までずっと考えてます。仕事の合間にも季語辞典を見ながらいろんな句を詠んでみたり、夜中にパッと起きて思いついたりすることもある。句をひねるのにかける時間たるや…こんなに時間をかける番組は他にないですね。

――これまでの俳句歴は?

俳句はアマチュアでずっとやっていたんです。10年くらい前から、映画監督や役者仲間を集めて月に1度の句会を。俳句はその時が初めてだったんだけど、落語家は言葉を扱う仕事だから宗匠になってくれって他の監督から言われて。

でもその句会には俳句のプロがいないので、誰も直せない。私が直すぐらいなものだから。「プレバト!!」に出るようになって夏井いつき先生にアドバイスを頂いて、俳句ってこういう作り方なんだなってのが分かって。これまでも好きでやっていたけど、より集中するようになりましたね。

――句も毎回、斬新ですよね。落語家さんならではの発想法があるんでしょうか?

最初に出たときは“凡人査定”だったんですね。そしたら事務所のある人に「これはバラエティーだから、自分がいいと思ってたってしょうがない。先生がすごいと驚くような句に寄せてかないと」と言われまして。それで夏井先生の句集を買って全部読んだんですね。

そうしたら、ぶっ飛んでいるんですよ、先生の句が。

それで、じゃあ俺もぶっ飛んでみようって思って詠んだのが「ガンジーのような足が出る砂日傘」(才能アリ1位。この句で特待生に昇格:2018年7月19日放送)あたりですね。夏井先生の影響は大きいです。“チルドレン”って言っていいくらい影響受けています。

■ 心掛けているのは「映像が浮かぶ句」

――今までで会心の出来だった句は?

「婆やは蜜柑食べ続ける妖怪」(添削なしで2級へ1ランク昇格:2018年12月20日放送)と「桜隠しキリストめける干したシャツ」(3級へ1ランク昇格:2019年4月11日放送)の2つはよかったかなと。

「婆や~」は(五七五で詠まない)破調です。夏井先生が「破調は素人がやると絶対失敗する」とおっしゃってたので、あえて自分の中でチャレンジしたんです。

最初、婆やが蜜柑を食べているさまを五七五で詠んでみたら、何だか陳腐で。破調で詠んでみたら「破調が成功してる」と。そういう経緯もあって、自分の中では印象的な作品ですね。「桜隠し~」も、和の桜とキリストという西洋のイメージが合うかなという挑戦でした。

――志らくさんの俳句の強みは何でしょう?

“映像が浮かびやすい俳句”を心掛けています。落語でもそれは同じで、いかに観客の頭に映像が浮かぶかを意識していますね。聞き終わったときに、「映像を見たような感じがした」ってお客さまに言われたい、言わせたいというのがあるので。俳句も「うまい」と言われるよりポンと絵が浮かぶものがいいなと思います。

■ 梅沢富美男にとって代わるのは私でしょう

――“俳句査定ランキング”では、名人10段で星2つの梅沢富美男さんが君臨しています。梅沢さんの俳句はどうご覧になっていますか?

梅沢さんは、普通の人の発想じゃないところからワードが飛んでくるんですよね。私はメンバーの中で梅沢さんの俳句が一番好きですね。

でもね、番組でも言ったんだけど、梅沢さんは“ミスタープレバト”だけど、もう視聴者は飽きてますよ、と。梅沢さんにとって代わるのは誰かといったら私でしょう、と自分の中ではそういうつもりでいます。「御大、もうそろそろいいですよ」とね(笑)。

――そんな志らくさんの快進撃を止めちゃったのが、現役東大生の鈴木光さん。

東大生って全部論理があって、その上で彼女はおそらくセンスがあるからそれがうまくハマる。だけど、こちらは論理じゃなくて感覚でいくから、論理で負けるとものすごく悔しいんですよ。

最後は感覚・センスが上回るはずだというのがあるんだけど、今の段階ではその論理に負けてしまっている。

それで、彼女みたいにポッと絵が浮かんできれいな俳句ができないかと思って詠んだのが「走馬燈に駆け込む書初めの午」(3級で現状維持:2019年1月10日放送)。影響されているんですね、彼女に。これも、私はいいのが詠めたと思ったんですけどね。そしたら「走馬燈は夏の季語だから」ってことで、現状維持になっちゃった。あれは悔しかったですね。

■ 「収録が近づくとワクワクします」

――志らくさんをそこまで夢中にさせる俳句の魅力って何ですか?

俳句はものすごくセンスを問われます。芸人ってテクニックも大事だけど、最後はセンスなんです。俳句っていうのは言葉のセンスだから、センスがもろに問われるんですよね。

この十七音に、自分のドラマを誰もがいいなと思える形で描写する。プライドなんですね。他のジャンルで才能ナシでも「ああ、やっぱりダメだったか」って思えるんだけど、俳句で現状維持になったり降格になるとものすごくヘコみますね。プライドを傷つけられる。それが全国ネットでもってみんなに見られちゃうんですからね(笑)。

――俳句を作ることは楽しいですか?苦しいですか?

苦しさはないんですね。もともと好きで10年間やってたから。本当のプロの先生に教えてもらいながら、センスのいい芸能人が集まる中で戦うのは本当に楽しいです。自分のスケジュール見て「プレバト!!」の収録が近づいてくるとワクワクしますもん。遊園地に遊びに行くみたいなワクワクした感じが俳句の収録にはありますね。

――最後に、今後の「プレバト!!」での目標をお願いします!

とりあえず早く名人の“段”の方に入って、梅沢さんや東国原(英夫)さんたちと同じポジションで戦いたいですね。

胸を借りるんじゃなく、がっぷり四つで戦える位置に早くいきたいです!

(ザテレビジョン)

最終更新:5/16(木) 11:00
ザテレビジョン

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