ここから本文です

部下の「元気が最近ない」と感じたときの対処

5/16(木) 5:50配信

東洋経済オンライン

連休明け、なんだか部下の様子がおかしい。遅刻や欠勤が増えたし、以前より元気がないようだ。一過性の「5月病」ならともかく、このまま休職・退職などにつながってしまったら問題だ。心身に問題があるかもしれない……。しかし、どのように接すればいいのだろうか? 
このように悩んでいる人も多いのではないだろうか。どのように対処するのが最善なのだろうか。職場のメンタルヘルス・コミュニケーション対策の第一人者にして、産業カウンセラーの渡部卓氏の著書『人が集まる職場 人が逃げる職場』の内容を一部抜粋し、解決へのヒントを探ります。

■プライベートの問題が疑われるとき

 私は産業カウンセラーだけでなく、大学の教員も務めており、成績が低下してきた学生への面談指導なども頻繁に行っています。その際、「この学生は最近、学業に集中できていないように感じる。もしかしたら心身やプライベートに問題があるのかもしれない」などと推察することがあります。

 ただし、あまり踏み込んで話を聞くことはできません。近年、「社員のプライベートには口を出すな」というのが職場の原則になっていますが、これは大学でも同様なのです。人それぞれの心身の問題、家庭の問題などを下手に詮索・干渉すると、ハラスメントにつながることもあります。

 けれども学生の話を傾聴しているうちに、本人からプライベートな問題を開示されることはよくあります。そうなると、「ああ、そうだったのか。このところ出席日数が少なかったのはそういう事情があったんだ」「なんだ、そんなことなら解決は簡単だ」などと、より的確な対策やアドバイスにつなげることができます。

 このような本人が開示しないとわからない問題は、本当に対応が難しいものです。かつてはアフターファイブに飲みに出かけることで自然に聞けたかもしれません。しかし、今はアルコールに助けを借りたコミュニケーションでは問題が起きやすく、下手をすればアルコールハラスメントになってしまいます。

1/3ページ

最終更新:5/16(木) 5:50
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事