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老化の出発点は背中から|広背筋の衰えを改善する「ロコムーブ」とは?

5/17(金) 6:06配信

サライ.jp

文/鈴木拓也


俗に「老化は足から始まる」といわれる。確かに、低い段差でつまずきそうになったり、ちょっとの距離を歩いただけでも息切れするなど、老いの兆候は足(脚)の衰えによって自覚しやすい。シニアの間でウォーキングやスクワットが流行しているのも、自然なことと思われる。

それに対し、「老化の出発点は、足腰ではなく背中なのです」と指摘するのは、(株)ロコムーブ代表のパーソナルトレーナー、中嶋輝彦さんだ。

中嶋さんは、著書の『「老けない身体」を一瞬で手に入れる本』(青春出版社)の冒頭で、足腰を鍛えるのは決して悪いことではないと前置きしつつ、根本的な老化対策としては「背中を動かす」のが正解だとする。

背中でも特に着目したいのが、人体で最も大きな筋肉である広背筋だそうで、ここを適切に鍛えることで、曲がった関節群や硬くなった筋肉群を一気に伸ばせるという。

見た目もアンチエイジングできる、この手法の名は「ロコムーブ」。ロコムーブは、ダンベルを持っての筋トレとも、筋膜リリースといった今ブームのストレッチとも異なるエクササイズだが、誰でもマスターできるシンプルなもの。以下、本書から一部を抜粋するので、空き時間に試してほしい。

■まずは「ロコムーブ・スタンス」

最初に「ロコムーブ・スタンス」を身につけておく必要がある。これが、理想的な立ち方であり、各エクササイズの効果を高めることにもつながる。

1. 両脚を腰の幅に広げて立つ。このとき、足の向きはまっすぐにする。
2. かかとよりもやや前方に荷重し、やや前に重心をかけて立つ。
3. みぞおちを引き上げる(背筋が過緊張しない範囲で)。
4. 後頭部のうなじを引き上げるように、あごを軽く引く(首筋が伸びる感覚)。
5. 少しお腹あたりに力をいれる(腹圧が入るような感覚)。

■広背筋を働かせる「キャタピラ」

イモムシを意味する「キャタピラ」は、加齢によって丸まりやすい胸椎を伸展させるエクササイズ。肩甲骨を背骨側の本来の位置に戻す効果があり、他のエクササイズの準備体操ともなる。

1. あおむけになり、両膝を曲げる。両肩と手のひらは床にぴったりとつける。首筋を少し伸ばすようなイメージで、あごを軽くひく。お腹に少し力を入れる。
2. みぞおちを中心に地面から浮かす。みぞおちを天井に向かって引き上げるイメージで。このとき、決して肩を浮かせたり、あごが上がらないように。お腹は引っ込める。このまま10~15秒キープする。

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最終更新:5/17(金) 15:37
サライ.jp

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