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サブスクへの移行、パブリッシャーが直面する技術面の悩み

5/17(金) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

何年にもわたり、パブリッシャーたちは可能な限りオーディエンスを拡大し、広告から収益をあげることに役立てようと、さまざまなツールやサービスをスタックにまとめてきた。現在、それらパブリッシャーの多くが、これらのツールが消費者収入源構築を目指す、彼らの計画にうまく適合していないと感じている。

たとえば、キャンペーン・モニター(Campaign Monitor)やメールチンプ(MailChimp)といった多くのeメールサービスプロバイダーは、サブスクライバーとの関係を管理するためにパブリッシャーが使用しているプロダクトに簡単に接続できないことを彼らは知るようになった。サブスクライバーリストを特定の種類のeメールを受信するべき人々のリストと同期させられるようになるどころか、スタッフたちがそれらを手作業で入力しなければならず、つまらない仕事を余計に増やしている。

技術における進化のギャップ

反対に、従来の印刷雑誌事業を持つパブリッシャーは、顧客に対する自分たちの存在意義が損なわれる可能性があるため情報を譲ろうとしないフルフィルメントプロバイダーのせいもあり、これらの業務を自身のデジタルインフラストラクチャーに接続することがいかに難しいかにイラ立っている。あるフルフィルメントプロバイダーは最近、クライアントが自身の印刷媒体の読者に関する情報にアクセスできるようにするAPIを構築するのに、9カ月以上もかけたと、オーディエンス開発コンサルタント会社トゥエンティファースト・デジタル(Twentyfirst Digital)の創業者、メリッサ・チョーウィング氏は述べた。

これらの課題は、これからの数年、デジタルメディアを悩ませる可能性がある問題を明確に示している。消費者収益スタックはまとまろうとしている途上で、パブリッシング業界にとって、こうした収益を効率的に追求するために必要な知識とツールの集積の開発には数年かかる可能性がある。

「ひとつの業界として、我々はいまだに消費者側から学んでいる」と、ローカルニュースパブリッシャー向けに価格やプロダクト取引の交渉を支援する業界団体、ローカル・メディア・コンソーシアム(Local Media Consortium)のプレジデント、フラン・ウィルズ氏はいう。「広告の技術スタックが時間とともに進化し、パブリッシャーが採用するベストプラクティスがいくつかあるように、コンシューマー技術スタックも進化している」。

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最終更新:5/17(金) 8:10
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