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小児科医ママが語る子どもの栄養…味覚を育む「亜鉛」の重要性

5/17(金) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

今回は、離乳食期に必要な5大栄養素の二つ目、「亜鉛」の役割について解説します。※子育ての悩みは色々ありますが、「食事」に関して頭を抱えてしまうことは珍しくありません。子どもの成長には何が重要で、どのように食べさせたらいいのか…考えれば考えるほど行き詰まりを感じてしまう方も多いでしょう。本連載では都内のクリニックで年間1万人もの子どもを診察する工藤紀子小児科医が、赤ちゃんの発達に欠かせない5つの栄養素と、その栄養素の与え方を説明していきます。

味覚の成長に欠かせない「亜鉛」

亜鉛も鉄に続き、生きていくのに欠かせない重要な要素です。亜鉛は身体中様々な部分に存在していて、およそ300種類以上の酵素の活性化に関わり、健康に過ごすために必要なたくさんの役割を果たしています。

そのなかから子どもの成長にとってなぜ亜鉛が大切なのか、離乳食の時期はなぜしっかり亜鉛を取らせないといけないのか、についてご説明します。

亜鉛の役割(1):おいしさを感じる味覚をつくる

亜鉛は、味覚を司る舌の上の味蕾という場所にたくさん存在します。つまり亜鉛が足りなくなってくると味覚障害を起こし、おいしいと感じられなくなります。また亜鉛が足りなくなると腸の粘膜が萎縮し、消化を助ける体液の分泌が減少するなど腸の動きが鈍くなるため、食欲が減るともいわれています。

食欲がなくなる→亜鉛が豊富な食べ物をたくさん食べられない→亜鉛が足りなくなる、という悪循環を起こすのです。

「亜鉛は味覚や食欲に影響するため、好き嫌いの原因に亜鉛不足がありうる」と考えている論文もあります。

離乳食の時期は味覚を形成する時期だともいわれています。いろいろな食材を与えても、それを感じられる器官が発達していないと意味がありません。おいしいものをおいしいと感じられたら、食べることが楽しくなり、強い体を作ることにもつながります。単に味覚を育てること以上に、亜鉛は重要な栄養素なのです。

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最終更新:5/17(金) 8:00
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