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椅子投げ失格キリオスにフェデラーら賛否 対戦相手は辛辣「最低半年の出場停止を…」

5/17(金) 19:33配信

THE ANSWER

キリオスの処分論を巡りフェデラーは擁護「出場停止にすべきじゃない」

 男子テニスの世界ランク36位ニック・キリオス(オーストラリア)の行動が波紋を呼んでいる。イタリア国際2回戦で「会場の雰囲気」に不満が募り、ラケットを叩きつけ、水分ボトルを蹴り上げ、最後はベンチの椅子をコート上に放り投げるという大暴れ。警告を受けると試合放棄し、失格となった。米メディアが実際のシーンを動画付きで公開すると「酷いスポーツマンシップ」と厳しい声が上がっていたが、出場停止を巡る処分についてロジャー・フェデラー(スイス)ら選手間では賛否が分かれている。

【動画】コートに椅子放り投げ! 「プロスポーツ界の恥だ」と海外波紋…賛否を呼んだキリオスが演じた“試合放棄の大暴れ”の実際の瞬間

 驚きが走った。第3セット第2ゲームでブレークされると、キリオスが驚きの行動に出た。ベンチに戻りながら、ラケットをコートに叩きつけた。拾い上げずにベンチ前に来ると置いてあった水分ボトルを蹴り上げた。騒然とする会場。しかし、怒りは収まらない。今度は1人掛けの椅子に手をかけると、なんとそのままコートに放り投げたのだ。どよめきはさらに大きくなった。

 さらに観客に向け、何やら大声を上げるキリオス。自身のサービスの際に会話をしていた観客に腹を立てたのか。すでにこの試合はコードバイオレーションを受けていたキリオスは、さらにスポーツマンシップに反する行為でゲームペナルティを受けてしまった。結局、キリオスはこのまま棄権。まだ勝機は十分にあったが、試合放棄し、荷物をまとめてコートを去っていった。

対戦相手「最低半年間は出場停止にすべきと思っているのは僕1人じゃない」

 これにより、キリオスは失格。米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムは実際のシーンを公開。目の当たりにした海外ファンから厳しい声が上がっていたが、意外にも擁護に出たのは名手フェデラーだった。AP通信は「ニック・キリオスがルールを逸脱する大暴れを見せた」と紹介した上で、男子テニス界が誇るレジェンドは、こう持論を述べたという。

「彼を出場停止処分にするべきではない。彼はコートを去って行った。彼は何をした? イスを壊したかい? それだけでは不十分だ。彼が上海(16年に観客を侮辱して失格)の一件による観察下に置かれているのかどうか知らないが、そうであるなら事態を精査すればいい。もし、その期間が過ぎているのであれば、停止処分にすべきではないと思う」

 その上で「彼は、やってしまったことが間違いだったと分かっている」とした。ただ、対戦相手のルードは不満の様子で「この3日間で、彼を変えてしまうようなことがあったとは思えない。ATPは何かしらの行動を取るべき……。少なくとも半年間は出場停止にすべきと思っているのは僕1人だけじゃない」と語り、ツアーの選手間でも賛否は分かれているようだ。

THE ANSWER編集部

最終更新:8/3(土) 1:37
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