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東大卒バツイチ社長の悩み。今の快適な独り身生活から抜け出せないワケ

5/17(金) 5:20配信

東京カレンダー

サーフィンのためなら通勤時間1時間半でも快適だった

「デュアルライフっていうのかわかりませんが、言われてみると確かに、鎌倉と恵比寿に部屋がありますね。自然な流れだったし、移動も簡単なので今話題のデュアラーだなんて意識もしていなかったですが。この生活スタイルになったのは、サーフィンのためです」

圭介がサーフィンに出会ったのは大学時代。それまで、中高一貫の男子校で勉強ばかりだった彼を、大学の先輩がサーフィンに誘ってくれた。初めて波に乗った時の、海と一体となった不思議な感覚に衝撃を受け、それ以降サーフィンの虜になった。

大学を卒業し、仕事が多忙になってもサーフィンは圭介の生活の一部だった。そこで、サーフィンライフを思う存分楽しむために、鎌倉のマンションに引っ越した。

「鎌倉は、都内よりも断然広い部屋が持てますし、夏の夜に広いテラスでぼーっと音楽を聴きながらビールを飲むのは最高ですよ。

そして、朝5時に起きて、由比ヶ浜でサーフィンをしてから出勤するなんていう贅沢なことをしていました。鎌倉から渋谷の職場までは、駅までの道のりを含めて1時間半ほどでしたが、平日も海に入りたい僕にとっては快適な暮らしでした」

サーフィンをするための鎌倉生活だったが、デュアルライフを送るきっかけになった理由がもう一つあるとのこと。

「もう一つの理由は、音楽です。音楽好きの父親の影響で、幼い頃から家にあった父のレコードを聴きまくっていました。

高校時代は、お小遣いを貯めて自分でDJセットを買って遊んでいました。J-popから、ハウスやテクノ、ジャズまでなんでも聞きましたよ」

大学に入ると、純粋に音楽が聴きたくてクラブ通いを始めた。自然と音楽仲間が増え、その縁でDJをすることもあったため、ほぼ毎週どこかのクラブに顔を出していた。

あくまで、音楽空間が好きだから、出会い目的ではなく真面目に通っていたことを強調する圭介。

社会人になってからも、クラブ通いは続いた。20代の頃は、六本木や青山のクラブで遊んだ後、シャワーと着替えのため鎌倉に朝帰りして寝ずに出勤ということもあった。しかし、30代になり、会社も少しずつ大きくなるにつれて流石に体もきつくなってきた。

そこで、仕事場に近くクラブ通いもしやすい恵比寿にも部屋を借りた。そうして、自然と平日は恵比寿、週末は鎌倉生活となった。

音楽とサーフィンとデュアルライフ。最高の組み合わせのように聞こえる。趣味も仕事も全力で打ち込める理想的とも思える生活。

しかし、そんなデュアルライフにも、良い面がある一方で、思わぬ誤算もあるという。

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最終更新:5/17(金) 5:20
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