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ロボットがリンゴを収穫する時代がやってきた

5/18(土) 12:12配信

WIRED.jp

一皿のサラダは、人間の創意工夫の美しい集大成と言えるだろう。レタスをつくるには専門的な農作業が必要だし、トマトやひよこ豆だって同じだ。また、これらの食材を地面から引っこ抜くという単純な作業も要求される。

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そうした作業は、われわれ人間の器用な手にしてみれば、ごく簡単なことかもしれない。では、ロボットにとってはどうだろう? それほど簡単ではないはずだ。

だからロボット工学者たちは、それぞれの果物や野菜にふさわしい農業用ロボットの開発に取り組んできた。水をナイフのように使ってレタスを切り取り収穫するロボットは、すでにある。このたび開発されたのは、リンゴを収穫するロボットだ。

LiDARを駆使する収穫ロボ

この金属製の農作業員は、研究開発施設を最近卒業して、ニュージーランドの果樹園に“就職”した。確かにいまのところは、配属先の果樹園は限られている。しかし、そこでは増え続ける人類に食材を提供する超専門的なロボットが活躍する未来を垣間見ることができるだろう。

このロボットは、Abundant Roboticsという企業によって開発された。レーザー光を用いるセンサー「LiDAR(ライダー)」を使ってリンゴの木が並ぶ列の間を進み、マシンヴィジョンによって果実のイメージをとらえる。気になる名前は、まだない。

「ロボットはリンゴを瞬時に見分けます」と、同社の最高経営責任者(CEO)ダン・スティアは語る。「熟していたら、コンピューターシステムが手順通りにロボットアームでリンゴを摘み取ります」

とはいえ、「摘む」というよりも「吸い込む」と言ったほうがいいだろう。ロボットアームはヴァキュームチューブを使ってデリケートなリンゴの実を木から吸い取る。リンゴはコンベアーに載せられ、容器に運ばれていく。

ロボットは果樹園内の列を行ったり来たりして、この作業をまる1日続けることが可能だ。人間の農作業員と同じように、まだあまり熟していない果実は残しておき、あとで収穫する。

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最終更新:5/18(土) 12:12
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