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マジック・ジョンソン、ほほ笑みの魔術師【インタビュー】

5/18(土) 20:40配信

エスクァイア

80年代にNBAのスターとして君臨し、人々に鮮烈な記憶を残したマジック・ジョンソン。チャンピオンは創業100周年キャンペーンに、この伝説的バスケットボール選手を起用しました。2019年8月には60歳を迎え、現在はチームの運営に関わるジョンソンに、「エスクァイア」は独占インタビューを試みました。

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 マイケル・ジョーダンが登場するちょっと前の時代、私たちは皆マジック・ジョンソンになりたいと思っていました。バスケットボール好きの子どもにとって、90年代はとてもつらい時代でもありました。悲しい事件がいくつも起きたからです。

 例えば89年には、フェルナンド・マルティン(史上初のスペイン人NBA選手)がマドリードで、93年にはドラジェン・ペトロヴィッチがドイツで、交通事故に遭って命を落としました…。

 しかし子どもたちの記憶に、最も鮮明に残っているのは91年にマジック・ジョンソンが記者会見で、次のように発表したときのことではないでしょうか。

 「HIVに感染したので、本日付でレイカーズを辞めなければならなくなりました。エイズを発症していないことは、はっきり申し上げておきます。(中略)人生は今後も続きますし、私は引き続き幸せに生きていくつもりです」と…。

 会見の間彼は、ずっと私たちを引きつけてやまないあのほほ笑みをたたえ続けていました。35歳未満の読者の皆さんには、この時代のことを少し説明する必要があるかもしれません。

 このころ、HIVという病気はドラッグや同性愛、売春に結びつけられていました。そして現在のように、HIVを慢性疾患(徐々に発症して治療も経過も長期に及ぶ疾患の総称)とみなせるような進んだ医療も存在していなかったのです。

 そうして約30年後の現在、彼は自らに多くを与えてくれたチームの一部を所有する大物実業家となり、ロサンゼルス・レイカーズのバスケットボール事業部長として、試合にも関わり続けています。さらに2019年は、黄金時代の彼が身に着けていたスポーツウエアブランドのチャンピオンが、100周年記念キャンペーンで彼を起用することが決定。こうような流れで、ここにマジック・ジョンソンへの独占インタビューが実現したわけです。

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最終更新:5/18(土) 20:40
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