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ワーママのインスタグラムの裏側には、いつだってナニーがいる

5/19(日) 19:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

私が41歳の母親としての生活について語る、願わくば魅力的で、ときにありふれた物語を披露するソーシャルメディアのなかで、私のふたりの息子たちはゲストスターだ。

【写真】キャサリン妃が、最高のママだとわかる30の瞬間

もしもあなたが私のSNSをフォローしてくれているなら、私の7歳の息子テディは、それなしではいられない、ボーイ・ベイビーと呼ぶ人形を持っていて、10歳の息子ウィルは、より優れた銃規制法への道をプログラミングしようと果敢に試みているのをご存知だろう。

あなたが目撃していないのは、ボーイ・ベイビーは、前のナニーのジーンによって、私が数えられる回数よりもずっと多く修理されていることだ。私たちが現在お願いしている放課後のシッター、メーガン、土曜の夜のシッター、ナイロビー、これらの3人の女性たちが、私の人生のもっともぐちゃぐちゃな瞬間をまさに魔法のように見せてくれているのだ。

オフィスでのよくある井戸端会議では、ワーママたちはいつだってナニーやデイケアに感謝している。自分がここにいて、子どもたちがここにはいないとき、子守を雇うのは恥ずべきことではない。誰かが彼らを見ていないといけないのだから。だけどインスタグラムでは、私たちの多くは、生活のお世話をしてくれる人たちの存在を全く知らない。

実際のところ、今、インスタグラマーのなかで高く評価されているのは、母親業のドタバタをさらけ出すことだ。とはいえ、こうしたドタバタを片付けるのを手助けする、または母親が本来あるべき姿に戻しているときに赤ん坊を抱っこしている女性は、スマートフォンのスクリーンには映らない。私たちは、ぐちゃぐちゃのままのベッドや量販店のおもちゃ売り場での激しいイヤイヤといった現実の姿、#MotherhoodUnfiltered(訳注:ありのままの育児)をさらすようになってきた。だけど、私たちの誰もが手助けなしではやっていけない、ということはまださらしていない。そして、しばしば私たちを助けてくれる女性たち自身もまた、ワーママなのだということも。

確かに、視界に入らないという意味には、暗黙の階級差別主義もあるだろう。もちろんだ。または、もっと寛大な解釈はこういうことかもしれない――(私自身も心配しているように)自分のナニーへの崇拝をシェアすることは、空気が読めていないと思われるかもということ。私たちのナニーについて熱く語ることで、誰もが本来なら受けるに値する質の高い子守りへアクセスできない私のフォロワーたちを遠ざけてしまうかもしれない。また、プライバシーの問題もある。おそらく多くのナニーは雇用主の素性を明らかにしたくないはず。彼女たちは仕事を、かなり関わりの深い仕事をしているけれど、だからと言って彼女たちはあなたのものではないのだし。

だけど正直に言うと、私はたぶんジーンを、それからナイロビーを、そしてメーガンを私のインスタグラムのフィードから外してきた。なぜなら、私が彼女たちについてよりも、自分自身についてどう感じているかにより意味があるという理由から。そして私が自分で働いている間に子どもたちにしてあげられないことのいくつかについて、私はいまだに葛藤を感じている。というか、それどころか、割に合わない仕事を外注していることについて葛藤を感じているのだ。本当のところ私は割に合わない仕事の多くが好きだ。でもそういう仕事は対価を伴わない。

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最終更新:5/19(日) 19:20
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