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【ボクシング】凄すぎる井上尚弥。ロドリゲスを2回で粉砕 WBSS決勝進出決定。次はあのドネアと対戦へ

5/19(日) 10:40配信

ベースボール・マガジン社WEB

 注目の無敗世界チャンピオン対決は、“モンスター”の圧勝──。18日(日本時間19日早朝)、イギリス・グラスゴーのSSEハイドロで行われた『WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)準決勝』、IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は、WBA同級王者の井上尚弥(26歳=大橋)が、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26歳=プエルトリコ)を2回に3度倒して1分19秒TKO勝ち。IBF王座、リング・マガジン・ベルトを手に入れると同時に、同トーナメントの決勝進出を決めた。

WBSSトーナメントの決勝進出を決めた井上尚弥

 井上尚弥が、またしてもやってくれた。2ラウンド、左フックでロドリゲスをなぎ倒すと、左フック、右アッパーカットと、目にも止まらぬボディブロー2連打でふたたびIBF王者にキャンバスを味わわせた。

 ひざまずき、弱々しい表情で自コーナーに向かって何度も首を振るロドリゲス。
「もう、試合を続けたくない」、そういう意思表示だったが、もう1度立ち上がる。しかし、ふたたび“モンスター”のレフトフックがボディに突き刺さると、またダウン。レフェリーがカウントを途中で止めると、地鳴りのような大歓声が下から湧き上がり、さらに上から滝のように降ってきたのだった。

 17勝15KOの井上。19勝12KOのロドリゲス。全勝無敗で、互いにハイレベルな技術を持つ同い年のチャンピオン対決は、井上自身、「技術戦になるのが楽しみ」と常々口にしてきた対戦で、実際、ファーストラウンドは、その様相が色濃かった。
 身長で上回るロドリゲスが、長く速いジャブ、右ストレートで、井上にプレッシャーをかけてくる展開。「ロドリゲスがプレッシャーをかけてくるのはわかってたので、引きながら迎え撃つ感じでいた」井上も、ジャブ、右、左フックと返すが、ともに反応がよく、ヒットを奪い合えない緊迫感のある攻防が繰り広げられた。

「力みがありました」と井上。左フックは、重心が高く、上滑りするような空振りとなる。が、スーパーフライ級時代のアメリカでの一戦で、同じように左フックを強振して空振りし、バランスを乱すシーンがあったが、あのときとは下半身の粘りが違った。ここにも鍛えてきた成果が如実に表われていた。

 バランスを崩した一瞬など、“瞬間”を探り合うような試合──そんな予感が充満した2ラウンド、井上は、左のストレートボディを打って重心を落とし、浮きがちだった重心の修正をあっさりと図った。「硬かったので、リラックスするよう心がけた」(井上)
 そして、ロドリゲスの軌道やタイミングをすでにインプット。冒頭のスリーダウンへと一気に持っていってしまったのだ。

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最終更新:5/19(日) 10:40
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