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田中将大、“精密機械”の制球で6回0封も勝ち負け付かず 痛烈打球が右足直撃ヒヤリ…骨は問題なし

5/19(日) 14:50配信

ベースボールチャンネル

ヤンキースは延長戦で屈指し首位陥落

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が18日(日本時間19日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのタンパベイ・レイズ戦に先発登板し、6回無失点と好投したが勝利には結びつかなかった。

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 前回登板のレイズ戦では、昨季のサイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手と投げ合い、7回無失点と好投して3勝目を挙げた田中。この日も場所を本拠地に移して、同じくスネルと投げ合い4勝目を目指した。

 田中は初回、制球良くストライクゾーン低めに集め、レイズの上位打線から3者連続三振。最高の立ち上がりを見せた。その後も93マイル(約150)キロ前後の速球やスプリット、スライダーを駆使して好投を続けていく。

 2回には2死から味方守備のエラーと内野安打で一、二塁とされたものの、8番のウィリー・アダメズ内野手を84.9マイル(約137キロ)のスライダーで見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜ける。

 3回も打たせて取る投球で無失点に抑えた田中に応えようと、ヤンキース打線もようやくスネルを捉え始める。直後に1死から2者連続安打と四球で満塁とすると、2死となった後にスネルの暴投によって1点を先制した。

 1点の援護をもらった田中は、中盤も崩れることなく持ち前のコントロールの良さを発揮。精密機械のように低めや四隅のコースに投げ分ける投球でレイズ打線を翻弄し、なかなか的を絞らせない。

 1-0のまま試合は6回に進み、田中は先頭から2者連続三振を奪うと、3番のチェ・ジマン内野手に二塁打を浴びて久々に走者を背負う。ここで4番のヤンディ・ディアズ内野手と対戦し、初球の82.3マイル(約132キロ)のスライダーを弾き返され、センター返しになるかという強い打球だったが、この打球が田中の右足を直撃。ボールは一塁方向へ転がり、一塁手のルーク・ボイト内野手が捕球してそのままベースを踏んで3アウトとなった。

 痛烈な打球をすね部分に受けた田中だったが、ベンチに下がった直後に受けたX線検査では骨に問題なし。打撲と判明。田中は1点のリードを保ったままここで降板となった。この日は6回88球(ストライク60球)を投げて被安打3、無四球、奪三振6、無失点の内容で防御率を3.09とした。

 田中は勝ち投手の権利を持っての降板となったが、ヤンキースは続く7回に2番手のトミー・ケインリー投手が先頭のブランドン・ロウ内野手に第9号ソロ本塁打を浴びて同点。田中の勝ちが一瞬にして消滅し、球場のヤンキースファンからはブーイングの声も上がった。

 その後、試合は両チームのリリーフ投手陣が踏ん張りを見せて1-1のまま延長戦に突入。そして、緊迫した展開を破ったのはレイズだった。延長11回、ヤンキース6番手のルイス・セサ投手に対して1番のオースティン・メドウズ外野手が右翼スタンドへ第9号ソロ本塁打を放って2-1と勝ち越し。最後はレイズの守護神、ホセ・アルバラード投手が粘るヤンキースを振り払って勝利を収めた。

 アメリカン・リーグ東地区首位攻防戦となったヤンキースとレイズのこの3連前のカードは、これで1勝1敗。レイズが再び0.5ゲーム差をつけて単独首位を奪い返した。

 田中は試合後、自身のインスタグラムを更新し「上手く投球出来たと思います!スライダーの制球に関しては前回登板の方が良かったかな…。また次回、良い投球をする為に心身共に充実させていきます」と振り返った。

 また、ヤンキースのアーロン・ブーン監督も「本当に良い投球をしてくれた。スライダーも良かったし、スプリットもその要因になった。速球も間違いがなく、交代するまで試合を支配していた」と絶賛。勝利という結果にこそ繋がらなかったものの、その内容を高く評価しながら次回の登板に期待感を示した。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:5/19(日) 14:54
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