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快適、でも時にBMWらしく軽快な新型フラッグシップSUV「X7」

5/19(日) 21:13配信

GQ JAPAN

X5の上位モデルに位置するX7シリーズの発売が始まる。7シリーズのような快適性、3列シート、そしてBMWらしいスポーティな走り。すべてを包括したオールラウンダーに死角はあるのか。検証してみたい。

【写真を見る】X7の細部をチェック!

運転席の楽しさだけでなく後席の快適さも光るSUV

試乗の舞台はアメリカ テキサス州。ピックアップトラックが街中にまであふれる中で見ると、それほどでもないかと勘違いしそうになるが、実際にはBMW X7、見た目の迫力が相当のものであることは間違いない。

全長5151mm×全幅2000mm×全高1805mmという堂々としたサイズもさることながら、連結された過去最大級のサイズのキドニーグリル、その大きさを強調するかのように天地に薄い形状とされたLEDヘッドランプなどによって描かれるフロントマスクは威圧感に満ちている。日本の都市に置いたら、一体どんな風に見えるのかは興味をそそる。

もっとも、目が慣れればこの顔もそれほど強烈なものとは思えなくなってくる。スタイリング自体も最近のBMWの中ではクリーンとすら感じられるもので、やはり悪くはないと思うのだが、どうだろうか?

外から見るとやや威圧的だが、室内に入るとX7は非常に開放的だ。視点が高く、またベルトラインが低くてガラス面積も広いから、閉塞感とは無縁。大きなラジエターグリルのおかげで高くなったフード先端まで運転席から見渡せるから、車両感覚を把握しやすく、大きいクルマを操るという心理的な圧迫感がずいぶん緩和される。

もちろん空間的にも余裕は十分。シートは3列が標準で、2列目は左右独立の2座とベンチの3座から選べる。2列目はスライドとリクライニングが可能で、3列目にスペースを割り振っても、まだまだ余裕で寛げる。その3列目も大人2名に十分な広さが確保されている。より高いヒップポイント、独立したエアコンの装備により、閉所が苦手な筆者でもストレスを感じることなく座っていることができた。

しかも視線を上げれば、前、中央、後の3つのセクションに分かれた大型パノラミックグラスルーフによって開放感がさらに高められていて、BMWでありながらこのクルマ、2列目、3列目シートの方が優遇されているかもしれないと思わせる。それだけには留まらない。オプションのスカイラウンジを選べば、このルーフに埋め込まれたLEDが1万5千もの光のパターンで夜のドライブを演出してくれもするのだ。

もっとも実際のニーズとしては3列フル乗車よりも、広大なスペースを遊び道具を積むために使いたいという方人が多いに違いない。荷室容量は3列目を起こした状態で326L。3列目の電動バックレストを折り畳めば750Lとなり、2列目まで倒せば最大で2120Lにも達する。

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最終更新:5/19(日) 21:13
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