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キャリアゼロの40代女性が正社員で働くために必要なもの

5/19(日) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

 かつては女性の就職は30歳が限界、なんて言われていた時代もありました。さて今は、働いたことがない女性の場合、何歳まで正社員として就職することが可能なのでしょう? 広告代理店営業ウーマンの先駆け的存在で、現在はプロデューサー、コメンテーターなど多岐に渡って活動されている飯野晴子さん。実は離婚を機に、35歳で初めて社会に出たという経歴の持ち主。その飯野さんは、「大事なのはキャリアではなくて動く勇気!」というメッセージを授けてくれています!

layさんからの質問

Q. 50歳手前、健康の不安があり無理もできませんが、正社員になることは可能でしょうか?  

仕事の仕方で悩んでいます。離婚して間もなく2年。とにかく働かなければと焦り、派遣会社に登録して仕事をしていますが、あまり評判の良くない会社だったようで、待遇に納得のいかないことが多いです。派遣会社を変えることも考えてはいますが、年齢を考えるとためらいます。でも、この先安定した収入もなく、いつ契約が更新されなくなるかと不安な気持ちを抱えたまま働くのは気が遠くなることがあります。会社には話していませんが、健康上の問題もあり、障害者でもあり、あまり無理はできません。この年で正社員になることなど考えられるのでしょうか? 離婚するまで長いこと専業主婦でしたし、若い頃から病気だったので正社員として働いたこともありません。世間知らずなところも多いようで、何をどう考えて行動したらいいのか分からず途方に暮れていますが、金銭的な余裕は全くなく自転車操業状態です。アドバイスをお願いします。(47歳)


特別ゲスト 飯野晴子さんの回答

A. 人生計画を立てたうえで本気で、勇気を持って動いてください!

私はこれまでに2回離婚しているのですが、最初の離婚は35歳のときでした。大学を出てすぐに家庭に入ったものですから、ずっと専業主婦で働いた経験はまったくナシ。なのに別れた夫は慰謝料もくれなかったんですよ。だから「とにかく働かなきゃ、社会保険をもらえる仕事につかなきゃ!」と必死でした。

 それで、私はとりあえず英語だけはできましたから、『ジャパンタイムズ』という英字新聞の求人情報を見たんですね。普通の求人雑誌で探すより見つかりやすいかと思って。でも結果は全滅。当時は35歳の女を雇ってくれるところなんて一つもなかったんです。

結局、正社員としての仕事は見つからなくて、知り合いの経営する代理店でお茶汲みとして働き始めました。でもね、私はそこでノウハウを学んで、次の会社で正社員になろう、と考えていたんです。ここでクライアントを増やしてその売り上げを持って行けばきっと正社員になれる!と。私には娘が二人いて、絶対に留学もさせてあげたいと思っていたから、お茶汲みとはいっても、実はものすごく計画的に始めていたんです。

お悩みを拝見する限り、layさんはあまり人生計画を立てないまま離婚されたんじゃないでしょうか。でもこれから動けば大丈夫! 今は中高年が働けるところもいっぱいありますし。先日も東京駅で買い物をしていて驚いたんですけど、ほとんどの販売員がオバさんだったんです。かくいう私もオバさんですけど(笑)。

だからまずは、今いるブラックな派遣会社から、まともなところに切り替えることですね。そのうえで本気で人生計画を立てれば、正社員にだってなれますよ! でも反対に、本気になって動かないと何の可能性も出てきません。layさんに必要なのは、キャリアじゃなくてその勇気だと思うんです。私もキャリアなんて全然なかったけど、常に動く勇気だけは持って生きてきました。それで60歳まで正社員として、64歳までは嘱託社員としてフルに働くことができました。

手厳しいことを言いますが、キャリアがないとか、健康上の不安があるとか、不安要素ばかりを並べ立てていないで、まずは動きなさい。外に出ていきなさい。動いて、経験して、理解した人間は、必ず強く変わっていけますから!
 

PROFILE飯野晴子(いいのはるこ)プロデューサー、コメンテーター、ブロガー。1943年生まれ。35歳で離婚後初めて就職。広告代理店営業ウーマンに道を開いた。ロエベ、フェラガモ、ポルシェ等数々のラグジュアリーブランドを担当。退職後は、都会と海辺の家を行ったり来たりしながら、企業や商品のPRプロデュース、TV番組の出演、セミナー講師、講演活動などさまざまな分野で活動中。アメーバブログでは、文化人部門で常に上位50位前後に位置するなど、ブロガーとしての人気も高い。また、ブログ読者の悩み相談を受けることから始まったワークショップは、週末を過ごす家で定期的に開催、全国から女性が参加し人気を博す。「チーム・ソルトン&セサミ」(2008年~)の設立メンバーとしてチャリティ活動も積極的に行っている。(ブログはコチラ→http://ameblo.jp/iino-haruko/) この人の回答一覧を見る山本奈緒子(やまもとなおこ)1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る 取材・文/山本奈緒子 

飯野 晴子

最終更新:5/19(日) 14:30
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