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20年ぶりに返ってきた 新BMW8シリーズはパワーと音で勝負する

5/19(日) 12:00配信

Forbes JAPAN

なんとも気持ちのいいエンジン

乗ってみると、ドライバーを驚くほど刺激してくれる設定になっている。これはどっちかと言うと、過激なスポーツカーと言うより、グラン・ツアラーに近い存在だ。プラットフォームは最新の4シリーズやX7と同様の鉄・カーボン・アルミを採用しているにも関わらず、車重が1900kgほどとかなり重い。

でも、元気よくコーナーに入ると、荷重移動がバランスよく動くし、重さを感じさせない。曲がり始めたときにステアリングが正確にターンインすると同時に、狙ったラインをきれいにトレースする。しかし、コーナリングのキレの良さと安定性を最大にしてくれているのは、BMW特有のXDrive 4WDと、後輪も多少曲がる4ホイールステアが付いているからだ。

この4.4LのツインターボV8はなんとも気持ちのいいエンジンだ。523hpと750Nmを発生する850iの0-100km/hの加速性はなんと3.7秒とかなり速く、最高速は250km/h。3500回転でターボを回していれば、瞬間的な加速は自由自在に経験できる。また、ターボが回っていなくても、このV8は十分以上のパワーがある。しかも、8速のA/Tはシフトショックがなく、V8と見事にマッチングしている。

このクルマのサウンドシステムは気に入ったけど、それより快感を覚えるのは、V8のオペラ的な音作りだ。スポーツモードに入れて、アクセルを踏むと、「ブオー」と吠えるし、アクセルを緩めるとエキゾーストから「パパパ、ボボボ」と音が出るのでヤミツキになる。

このクルマのルックスから走りや音まで、GTカーとスポーツクーペの一番美味しい部分を持ち合わせている全く新しいジャンルかもしれない。1700万円と言う価格が飲めれば、850iはあなたのクルマ寄せにぴったり合うだろう。

ピーター ライオン

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最終更新:5/19(日) 12:00
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