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Adobe、突然の旧バージョン廃止の問題点とその余波

5/19(日) 8:33配信

HARBOR BUSINESS Online

クラウド時代のソフトとデータの関係、突如利用できなくなるデータ

 クラウド時代になり、企業はネット経由でソフトウェアを管理し始めた。その結果、自分が作成したデータを自由に利用できないという問題が発生している。

 ソフトウェアが大きく改修されたり、サービスが終了すると、データを開けなくなってしまう。独自形式のデータで、他のソフトで開く方法がない場合は致命的だ。データが手元にあっても、見ることも聞くこともできない。

 データには、複数のアクセス方法があることが望ましい。サービスも、乗り換え可能なものがある状態が健全だ。私自身も、なるべく不自由でないデータとソフトの組み合わせを利用するようにしている。また、代替方法がないサービスの場合は、自前でコードを書いて、いざという時に乗り換え可能な状態にしている。

 クラウド経由で利用できるソフトは、ある日突然利用できなくなる。

 今回の一件は、そうしたデータに対する自衛が必要だということを、強く意識させられる出来事だった。

◆シリーズ連載:ゲーム開発者が見たギークニュース

<文/柳井政和>
やない まさかず。クロノス・クラウン合同会社の代表社員。ゲームやアプリの開発、プログラミング系技術書や記事、マンガの執筆をおこなう。2001年オンラインソフト大賞に入賞した『めもりーくりーなー』は、累計500万ダウンロード以上。2016年、第23回松本清張賞応募作『バックドア』が最終候補となり、改題した『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』にて文藝春秋から小説家デビュー。近著は新潮社『レトロゲームファクトリー』。

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最終更新:5/19(日) 8:33
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