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元気な職場づくりのヒントはデータが教えてくれる フジクラが進めるデータドリブンな健康経営とは

5/20(月) 7:32配信

日本の人事部

分析ツールを用いて月100万件集まるデータを管理

――なぜ、積極的にデータを収集されているのでしょうか。

活き活きと働く上で障壁となっているものは何なのか、何が従業員の元気を失わせ、生産性を下げているのかを明らかにするためです。医学の世界では病気になった人に対する研究が進んでいて、いろいろな統計や論文が公開されています。しかし、病気ではない人がどういう日常を過ごすと健康ではなくなるのか、あるいはパフォーマンスが低下するのかといったことはあまり解明されていません。

ということは、私たちのこれまでの常識が、健康に働くことを妨げている可能性も大いに考えられるのです。「健康に悪いから」と我慢していたものも、もしかしたらその必要がなくなるかもしれない。我慢のハードルが下がれば、生活の質は上がるはずです。そのためにも、データを集めて検証していく必要があります。

集まるデータは膨大で、1ヵ月で100万件にのぼります。健康経営を始めた当初はエクセルで管理していましたが、到底追いつきません。現在はIBMのSPSSとWatson Analyticsを導入し、データ同士のクロス集計なども行いながら、相関を探っています。従業員は「健康マイページ」で自分のデータを閲覧することができるようになっており、個別レポートの作成にも解析ツールが大活躍しています。


――SPSSやWatson Analyticsを選んだ決め手は、どこにありましたか

導入当初、私たちにはデータ分析やツールに関するノウハウがありませんでした。まったくの素人なので、ツールを使ってどのような解析ができるのか、また、どんな分析をすれば知りたい情報が得られるのかを知るために、使い方を自分で調べたり誰かの助けを借りたりする必要がありました。そのため、ツールを選ぶ際に重視したのは、「操作の分かりやすさ」と「ベンダーのサポートの手厚さ」です。

どのツールにもメリットとデメリットがあるでしょうし、実際に使ってみないと分からないこともたくさんあります。初めて使うものならなおさらです。選択の基準が分からないと性能の数値で決めたくなりますが、高スペックであるからといってユーザーとの相性がいいとは限らない。せっかくツールを導入しても、使いこなせなくては意味がないので、最初はある程度、感覚的に判断してもいいように思います。

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最終更新:5/20(月) 7:32
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