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女性誌編集長から、50代で「1335人の女の子の母」になった女性

5/20(月) 0:00配信

コスモポリタン

――教育をすることで、一人一人の人生と社会全体が変わる――。教育に携わる中で、どんなことを感じられていますか。

「発展途上国の子どもたちは、とても勉強熱心で学校に行く機会に心から感謝している生徒が多いです。カンボジアの学校で優秀な学生二人が、フランスで現在勉強しているのですが、英語を勉強したいと言うのでロンドン留学をサポートしてあげると涙して喜んでくれて…! 一方で、先進国ではスマートフォンなどから得る情報の多さに麻痺し、子どもたちが『本物の感情』や『強い意欲』を失っている傾向があるように感じます。

新しいエリートは、貧困地区から育てるべきだと思います。勉強への意欲が高く、本物の『人生』を知っている。こうした人が上に立ったほうが、社会を変えやすいのです。

そういった意味で、このプログラムは、他の貧困地域にも広がっていってほしいと思っています。」

――ティナさんは人生で多くのことを達成されていますが、5児の母でもあります。女性が「母」と「キャリア」を両立するための、アドバイスをお願いします。

「最初の子どもを産んだのは24歳。続けて27歳、37歳、41歳で出産、そして45歳で里親になりました。

女性に伝えたいことは『罪悪感を感じないでほしい』ということ。仕事が忙しくて家事ができない、子どもや夫と一緒に過ごせない…なんて、すべてのことが同時にできないのは当然。フランスでは今、男性が育児、家事を手伝う家庭が多いですが、この状況を手に入れるまでは『闘い』がありました。 この状況が手に入ったのは、女性たちが『私は自分の人生を生きる!』と決めたからです。

それに社会生活を楽しんでイキイキとしている母の姿を見るほうが、子どもにとっても良い刺激になります。」

――とても前向きで明るいティナさん。ポジティブに多くのことを挑戦し続ける秘訣は?

「コスモポリタンは私にとって、『ジャーナリズムの学校、そして人生の学校』だった
一番最初に働いたコスモポリタンでの経験が、私の人生に大きな影響を残しました。

私が働いていた当時のコスモポリタンのモットーが、『YOU CAN DO IT!(あなたなら、できる!)』。そんな雑誌で、『強い意欲を持つこと、被害者意識を持ってはダメ、前に進む!』といったメッセージを記事で発信し続けていたことが、今の私を形成しました。コスモポリタンは私にとって、まさに『ジャーナリズムの学校、そして人生の学校』でした。

それに、私はお金や地位における『成功』より、人間性が溢れる活動にエネルギーを注ぐほうが満足感を感じます。だから、私は今とっても幸せです!

1335人の生徒たち、そして未来の生徒たちの人生を大きく変えることができる。カンボジアの学校開校から10年経ち、一番はじめに入学した生徒は現在高校生。あちこちから、生徒たちの嬉しいニュースが入ってくる。これほど達成感を感じる報酬などありませんね!」


Fearless(フィアレス)に、大胆に「自分が心から信じる道」へ突き進むことで、人生を謳歌するティナさん。そんなティナさんが創設したカンボジアの学校で学ぶ女の子たちも、きっと社会を明るくするカリスマ性のある女性に育っていくはず。

ティナさんが取材中に、力強く語った言葉が「人生で多くのことを諦めず、絶対に“待たない”で挑戦するべき」ということ。それを一貫して実現してきたからこそ、年齢を重ねるにつれ、周囲の人にさらに勇気を与え続ける存在になれるのかもしれません。

【ティナさんから学んだ「人生で多くの夢を実現する」秘訣】

・若い頃に「質の高い仕事」と、「尊敬する人」に出会うことで、その後の人生に影響する

・新しい経験へと動けば動くほど、新しい人と話せば話すほど、未来が明かるくなる

・目の前のことに一生懸命集中して成果を出せば、次の新しいステップが待っている

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最終更新:5/20(月) 11:59
コスモポリタン

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