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【WRX STIの系譜01】 初めて“WRX”の名を冠したモデルの競技仕様「インプレッサWRX タイプRA」には大興奮(1992年)

5/20(月) 12:02配信

Webモーターマガジン

軽量ボディに240psエンジンで4.88kg/psを達成

スバルのスポーツイメージを牽引する“インプレッサWRX”、そして“STI”。その系譜を紹介する短期集中連載をお届けする。まずは“STI”登場の前に初めて“WRX”の名が与えられた1992年発表の「インプレッサWRX(GC8):1992年10月発表・発売」からだ。

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三菱自動車と同様に、WRCで戦うには大きく重いレガシィに手こずっていたスバルは、1992年に誕生したインプレッサをWRC戦略車に仕上げるべく、レガシィで実績を上げてきたEJ20型2Lボクサーターボエンジンを搭載した「WRX」をシリーズの頂点に据えた。

改良されたEJ20型は、ダイレクトプッシュ式バルブ駆動、大容量高速型水冷ターボ、高出力タイプのタービンブレード、高効率空冷ICなどの採用により、レガシィRS用を20ps/3.5kgm上回る240ps/31.0kgmまでチューンナップされていた。

これをレガシィRSより110kg軽いボディと組み合わせてパワーウエイトレシオは5kg/psを達成。さらに装備を簡略化したモータースポーツベース車のタイプRAは、各部を強化したラリータイプサスを装備しながらも4.88kg/psの身軽さを実現して、戦闘力の高さを印象付けた。

4WDシステムはベベルギア式センターデフとビスカスLSDを一体化。前後の回転差が生じた時、通常50:50の前後トルク配分を自動制御する方式を採用した。これにリア・ビスカスLSDを組み合わせて摩擦係数の低い路面での走破性と安定性を大幅に高めている。

WRXは1993年の1000湖ラリーからWRCに参戦。初戦でA.バタネンが2位に入る活躍を見せた。熟成が進んだ翌94年はドライバーズ(C.サインツ)、マニュファクチャラーズともに2位に食い込み、トヨタ(セリカ)、三菱(ランエボI)と世界の頂点を競える戦闘力の高さを見せつけている。

スバル インプレッサWRX タイプRA(1992年)主要諸元

・全長×全幅×全高:4340×1690×1405mm
・ホイールベース:2520mm
・車両重量:1170kg
・エンジン型式/種類:EJ20型/水平対向4DOHCターボ
・排気量:1994cc
・最高出力:240ps/6000rpm
・最大トルク:31.0kgm/5000rpm
・トランスミッション:5速MT
・タイヤサイズ:205/55R15
・車両価格:210万8000円

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最終更新:5/20(月) 12:02
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