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現存は130頭 与那国島の在来馬、活用で生き残る道を

5/20(月) 13:06配信

オルタナ

「ヨナグニウマ」をご存知でしょうか。現在、日本に存在するのは130頭とされ、絶滅が危惧されている沖縄・与那国島の在来馬です。過去には家畜として米やサトウキビなどの重い荷物を背中に乗せて働き人と共に暮らしてきましたが、農業の機械化が進み、彼らの居場所と人間との関係性は次第に失われていきました。ヨナグニウマの活用法を探りながら、保護活動を行う団体を紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)

ヨナグニウマの新たな価値を提案

沖縄で活動する一般社団法人「ヨナグニウマ保護活用協会」。現在日本に残る沖縄の在来馬「ヨナグニウマ」を有効に活用し、保存に貢献することを目的に活動しています。

「現在は沖縄本島にある直営牧場や、石垣島や久米島などにある兄弟牧場でヨナグニウマを自家繁殖し、レジャー的乗馬や動物介在教育、ホースセラピーなどの現場で彼らが活躍できるよう調教しながら、観光乗馬や馬糞堆肥などの活用法にも取り組んでいます」と話すのは、代表の中川美和子(なかがわ・みわこ)さん(51)。

「悲しいけれど現代の馬は家畜という存在でしかないので、農業の機械化が進んだ今、人が飼わなくなればそのまま死に絶えてしまいます。また繁殖だけで活用がなされなければ、一時的に数は増えるでしょうが、いつかはやはり絶滅してしまいます。ヨナグニウマを活用して『価値がある』『人間のために役立っている』ということを示しながら、彼らが必要とされる社会をつくっていきたい」と活用法を提案していく大切さを語ります。

体は小さく、優しい性格が特徴

ヨナグニウマはどんな馬なのでしょうか。特徴を聞いてみました。

「現在日本に8種残っている在来馬の一種で、1969年に与那国町の天然記念物に指定されました。馬というと競走馬のような大きな馬をイメージされる方が多いと思いますが、ヨナグニウマは少し小さいサイズの馬です。体高が120cm、体重は200kg前後。競走馬が5~600kgなので、2~3分の1の大きさですね。ポニーをご存知だと思いますが、ポニーの定義が体高147cm以下の馬なので、ヨナグニウマもポニーに入ります。海外に行くとヨナグニウマは『ヨナグニポニー』と呼ばれます」

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最終更新:5/20(月) 13:06
オルタナ

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