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「超多忙で今どこにいるか分からなくなった」茂森あゆみが振り返る「おかあさんといっしょ」

5/20(月) 11:00配信

文春オンライン

 今年60周年を迎えた「Eテレ」。誰もが知る名番組といえば、子育ての大きな味方「おかあさんといっしょ」だろう。うたのおねえさんを6年つとめ、大ヒット曲「だんご3兄弟」で国民的な人気も博した茂森あゆみさんが振り返る、あの番組の秘話。

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面接で「子供は好き?」と質問されて……

 1993年、うたのおねえさんになる前の私は武蔵野音楽大学の3年生でした。2学期が始まった頃に歌の先生から試しにオーディションを受けたらって勧められたんです。オペラ歌手を目指してクラシックを学び、大学院へ進もうと決めてましたから最初は抵抗がありましたね。が、先生の勧めということもあり、自分の力を試すという気持ちで受けに行くことにしたんです。

 1次面接でディレクターさんから「子供は好き?」と質問された時は困っちゃいましたね。私は末っ子で周囲に小さい子はいない。好きか嫌いかと言われたら好きな方としか。好きなジャンルは迷わず「クラシック」と言えたんですが、その時はうたのおねえさんを務める自信がなく、正直に「分かりません」としか答えられませんでした(笑)。オーディションを機に番組を見るようになると、受かりたいと思うようになり、学業とオーディションの間で気持ちが揺れながらも最終審査を通過出来ました。

おにいさんたちに甘えていました

 うたのおにいさんの速水けんたろうさんとたいそうのおにいさんの佐藤弘道さんとは、同期なんです。弘道おにいさんは3歳上、けんたろうおにいさんは10歳上だったんで完全に甘えてたと思います。私だけ学生で社会人経験がなかったので、体育会系の弘道おにいさん・けんたろうおにいさんからは、いろいろ教えていただき、相談にものってもらいましたし、本当にたすけていただきました。ほんと、一生足を向けて寝られません。

 初仕事に行くと、いきなり「子供の歌集」を20冊以上渡されました。音源を聴く時間もないので、どんどん自分で譜読みしていきました。その時に注意されたのが正確に歌うこと。歌詞も正しく覚えて、イントネーションも気をつける。私は熊本県生まれなので、イントネーションの違いに苦労しました。だから、よく間違える言葉を、五線譜上の音符で記して、それを単語帳に書いて覚えていきました。台詞の練習は「にこにこぷん」でぽろり役の中尾隆聖さんが「分からない時は平坦に言えばいい」って教えてくださって。番組開始まで、一緒にずっとお稽古してくださいました。

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最終更新:5/20(月) 17:21
文春オンライン

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