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ルール変更も頻発…「慎重さ」が不可欠なベトナム不動産投資

5/20(月) 15:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

近年、ベトナムの不動産投資に関心を持つ日本人が増えてきました。しかし、いい加減な業者に「ハズレ物件」をつかまされる例や、購入後の法改正で契約内容が強制的に変更される例など、大きな損失を被ってしまうケースが増えています。また、ここ最近は都市部の開発事業に行政機関の調査が入るなど、法的な締め付けもかなり厳しくなっています。今回は、ベトナム不動産の購入を考えている人に向け、今後どのような注意が必要かを解説します。

「ハズレ物件」をつかまされる日本人が急増中

筆者はベトナムのなかでも、南部ホーチミンを中心に不動産事業を手掛けています。さらにつけ加えるなら、ホーチミンでも限定した地域の物件案内を行っています。ニッチな場所ですが、現地で事業を行っていくなかで会社の規模を考えると、ほかの地域まで調査し、責任を持って勧められる物件を探すのは難しく、自然とこの形になっているのです。

現在当方で取り扱っている物件は、METRO1号線駅沿線です。ご存じない方に少しだけ説明しましょう。ホーチミン市では、6路線8区画のMETRO(都市鉄道)設置の交通インフラ計画があります。そのなかで進んでいるのがMETRO1号線です。これは日本のODA事業として行われており、計画よりだいぶ遅れていますが、2021年開業を目指し、工事を進めています。これと並行して2号線、3号線も順に開通する予定です。

筆者は現在まで、始発から3駅目のGolden Riverと、4駅目、5駅目の間にあるCentral Park、7駅目のMasteri Thao Dien、An Phuと限られたなかにある物件の販売仲介、賃貸仲介、管理を行っています。

METRO1号線の開通はまだですが、扱ってきた物件はインカム、キャピタルとも順調に伸びています。キャピタルに関しては、2015年7月の外国人販売解禁時の売り出し価格から2倍近くに跳ね上がっている物件も数多くあります。賃貸客付に関しても、人気のエリアとして認知され安定した集客を続けています。

以上を踏まえたうえで、ホーチミンに特化していうならば、ホーチミン市内の物件がすべて当たりではない、ということです。とくに最近は当たり外れの差が大きく、「ハズレ物件」をつかまされる日本人が多くいることを筆者は危惧しています。筆者も同業なので、ほかの事業者のことはいいにくいのですが、現地の事情を理解していない、もしくは売りつけることだけを考えている業者が、頻繁に不動産セミナーで勧誘を行っています。

誤解のないように付け加えますが、すべての事業者が悪いというわけではありません。大多数は、正しい情報を開示しながらリスクもしっかりと説明しています。しかし、一部の業者においては、過大な期待をあおり、根拠のない話を広げて販売する者も少なからず存在するということです。購入を検討されている方は現地をしっかり視察し、複数の業者、もしくは現地在住者に実際の状況を聞いたり、ベトナムの国としてのリスクや法律を最低限理解したりしておかないと、ベトナムでの不動産投資は失敗する可能性が高くなるのです。

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最終更新:5/20(月) 15:00
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